徒然草(占い・岡山・東京・霊視)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    恩返し。

    誰かに助けてもらったと言うのは心に残るものですが、誰かを助けたと言うのは意外と忘れてしまいます。 いじめた方は忘れるけれどいじめられた方は覚えているのと同じで、してもらったことの恩義と言うのは心に深く残るものです。 その恩義を返すことは自分の中に心残りを作らないことで、それが残っている時は胸にモヤモヤしたものが残ると思うのです。

    あるところにEさんと言う女性がいて、同じ部署の上司であるKさんのことをずっと好きでした。 しかし、Kさんには奥様がいるので、その思いは秘かに胸に秘めたままでした。

    同じ部署で働いている以上は目に入るKさんの姿、Eさんはつい目で追いかけてしまうのですが奥様がいる人に告白するなんてできない。 残業して帰りが一緒の時は「食事に行きませんか?」 こうヒトコト言えたらいいのに、言えないEさんでした。

    そんなある日のこと、給湯室でお茶の準備をしていると「あれっ、ひょっとしてEちゃん?」と言う声が聞こえました。 視線を移すと目の前にいるのはキレイでスラッとした女性が立っていて、Eさんは「素敵な人だけど、誰…?」とわかりませんでした。

    すると、「分からない? 昔あなたと家が近所だったHよ。」 Eさんは「あっ、Hちゃん!」と急に記憶がよみがえって懐かしさも手伝ったのか話も弾み、また連絡を取る約束をしました。

    Eさんは少し気分が良くなって、その日の残業は何故か苦になりませんでした。 おまけに次々と人が帰っていく中、最後まで残っているのは気が付くとEさんとKさんのふたりだけで、Kさんが「Eさん、そろそろ帰ろう。」と声を掛けてくれました。 EさんはKさんとふたりなんて夢見たいと、ウキウキしながら駅まで歩いていると突然Hさんが現れました。

    「あっ、Eちゃん。」 Eさんはびっくりして、「Hちゃん、どうしたの?」 「うん、今帰るとこなんだけど、ご飯食べに行こう。 あっ、そちらの方もご一緒にいかが?」 Hさんはテキパキと話を勧めていき、あっという間に3人で食事することになりました。 EさんはアレほどKさんと食事したいと願っていたのが、いきなり叶ってしまい呆気に取られていました。

    Eさんは食事と会話を楽しみながら、「なんだかHちゃん、昔とはずいぶん変わったなぁ~。」 Hさんは小さい時は病弱で入院を繰り返していて、Eさんはよくお見舞いに行っていました。 ふたりはとても仲が良かったのですが、Hちゃんの病気療養の為に中学の時に引っ越してしまいました。 しばらくは手紙のやり取りをしていたのですが、いつの頃からかそれも無くなっていました。 それが偶然再会して~グイグイ引っ張られて、いつのまにかKさんと食事しているなんて…。

    するといきなりHさんが「Kさん、あなた一人暮らしでしょ?」 Eさんは慌てて「Kさんは奥様がいるのよ。」と打ち消すとHさんが「いいえ、女のカンは鋭いのよ。 Kさん、あなた今一人暮らしじゃないの?」 更に突っ込むとKさんは苦笑いしながら、何故か自分のことを話し始めました。

    普段は自分のことを言わないKさんが妙に饒舌で、奥様とは離婚協議中とか実家を継ぐかもしれないなど、今まで知らなかったKさんのプライベートをEさんは知ることができました。

    食事の後、Kさんと別れてEさんとHさんはふたりで場所を変えて、飲むことになりました。 そこで何故かHさんはEさんに「好きなんでしょ、だったら告白しなさい。」と、心を見透かされたようなことを言われて、「積極的に行かなきゃ、恋は終わってからじゃ遅いのよ。」 何故かEさんはHさんの話に聞き入ってしまい、「今、告白しなきゃ。」 急に胸がドキドキして、言わなければいけないような気がしはじめたそうです。

    翌日EさんはKさんが帰る時間まで待って、ふたりきりになった時に脈絡もなく突然だったのに「Kさん、Kさんのことが好きです。」 突然の告白にKさんは驚いたそうですが、「妻と離婚が成立したら、キミとのことをちゃんと考えたいと思う。 前から気になっていたんだ。」 いきなりだったのに、Kさんも私のことを…。

    EさんはKさんの言葉を聞いた瞬間に嬉しくて嬉しくて、「Hちゃんのおかげかな、連絡してお礼言わなくちゃ。」 Hさんと再開してから2日しか経っていないのに、なんだか全然違う自分がいるような気がして何かが変わり始めているような気がしたEさんです。

    Eさんは嬉しくて家で母親に、「お母さん、Hちゃんと再会してから何だか良いことばっかり!」 ニコニコして話すと母親は「E、何を言ってるの? Hちゃんは引っ越ししてから亡くなったのよ、思春期のオマエに伝えるのは酷だと思って言わなかったけど。」 Eさんは驚いて「ウソ、だって私昨日会ったもん。 Hちゃんとご飯食べに行ったもん。」

    しかし、Hさんの実家に問い合わせてみると確かにHさんは亡くなっていて、ワケがわからなくなったEさんは私のところへ御相談に来られたのです。 Eさんを霊視してみると何故かHさんらしき女性も一緒に事務所へきていて、Hさんの方も伝えたいことがあったようです。 HさんがEさんに伝えたかったメッセージとは…?

    HさんはEさんにものすごく恩を感じていたのですが、それはEさんだけがいじめずに仲良くしてくれたからだそうです。 Hさんは退院しても「病気が移る!」などいじめられていたので、いつも話し相手になって助けてくれていたEさんのことを親友だと思っていたのです。

    「たったそれだけのことで?」 Eさんからすると普通に接していただけなのに、Hさんは嬉しくて嬉しくてずっと覚えていたそうです。 Hさんはいつも優しくしてくれていたEさんにいつか恩返しをしたいと思っていて、その恩返しの機会が「Kさんの恋を実らせること」 それが自分に出来ることだと、Hさんは思っていたようです。

    メッセージを聞いたEさんは、涙が止まりませんでした。 Hさんの実家へ行ってお線香を上げてお墓参りもしたいと、EさんはHさんへの思いを胸に秘めてお帰りになりました。

    人の心を喜ばせると必ずあなたの心も喜ぶような出来事があり、見返りを求めてはいけないけれど知らない間に恩返しはあるのです。

    あなたは誰かの心に残る、素敵な思い出を刻んでいますか?

    (。>_<。) ウンウン!



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