徒然草(岡山・東京・山崎かずみ)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    気に留める。

    「気に留める」と言う言葉は辞書で引くと、心に留める~留意する~そして忘れないでいると言う意味になります。 相手のことを気に留めるのは日常の生活で何らかの利害関係がある以上に、好きとか嫌いなど感情の部分が大きく左右すると思います。

    仕方の無いことですが人である以上は好き嫌いの感情は拭えないので、どれだけ公平に物事を見ようとしても差は出てきます。

    その差を埋める作業が出来る人は、人気があると言えばいいのか~モテルと表現すればいいのか、どちらにせよ人当たりが良くて人に囲まれる人生になると思います。 人は誰でも自分のことを好きになってくれる人のことを、無茶苦茶嫌いになるのは難しいです。

    そして相手のことを気に留めると言うのは、人としてのレベルが上がれば上がるほど全方位に向けられます。 つまり、誰かれなく色々な人に対して優しくなれて、相手のことを気に留めた上での気配りが出来るようになります。 その気配りについては気が利くと言うよりも、相手のことを思いやれる信頼の部分かもしれません。

    人には感情があるので自分が好きな人のことは良いように思いたいし、嫌いな人のことはどうなっても気にならないと思います。

    実は好きとか嫌いとかの感情が強烈に起こるのは相手のことが気になるからで、仮に嫌われたとしても嫌われるだけマシなのかもしれません。 嫌われると言うのは相手の意識の中に強烈に入り込んだ証拠で、嫌いと言う感情がすぐに沸き起こるのは相手のことを覚えているからです。

    例を出すと、好きなタレントと嫌いなタレントは、どちらも上位に出てくる人は順位が似ていると思います。 好きな方でベストテンに入っていれば~嫌いな方でもベストテンと言う感じで、好きと嫌いはどちらも強烈に意識の中に残るからです。

    マザーテレサさんの言葉の中に、「愛の反対は憎しみではなく無関心です。」と言うものがあります。

    これこそがひとつの指針だと思うのですが、誰にも関心を持たれないでいると言うのは辛いことなんです。 だからこそ寂しい気持ちが恋の行方や人間関係を、思わぬ方向へ狂わせて行くのかもしれません。

    心が寂しいと思う時は、自分が誰にも相手にされていないと感じた時が一番大きいのではないかと思います。 私はいじめに遭ったからこそ分かるのですが、同じ空間にいるのに誰に話しかけられないし~話しかけても無視される辛さ、これはものすごく辛さが共感できるのです。

    人はひとりでは生きていけないのですが、それは話しかける相手もいない状態ではお金やモノがあっても心が満たされないからです。 心が満たされると言うのは輝く時間が増えていくのと比例して、自分が期待されていたり気に掛けてもらっているからこそ更に充実して行きます。

    日本には四季があるので季節の移り変わりが心に哀愁を誘うことも多いのですが、迷っている時に自分のことを気に留めてくれている人がいれば、それは心の充足感を得ることが出来るはずです。

    そして頭では分かっているのだけれど心では納得できない、この矛盾が解決された時には寂しい気持ちが本当に和らいでくるのではないかと思います。

    私は一度お越しになったお客様のことは、100%の絶対と言うわけではありませんがホボ覚えております。 お越しになったお客様が「前に来たことを、覚えているんですか?」と驚かれることもありますが、事務所でも出張でもお越しになったお客様のことは忘れておりません。

    今の私があるのは今までお越しになってくださった、全ての素敵なお客様がいるからこそなんです。 その素敵なお客様のことを忘れるなんてありえないですし、お越しになったお客様のことは「どうされているのかなぁ?」と気になることも度々です。

    占い師やスピリチュアルカウンセラーやヒーラーなど先生方にも色々なタイプの方がおられるのですが、私の場合はお越しになったお客様が鑑定後にどうなっているのか気になる方のタイプです。

    仕事として考えるのならば、鑑定後はお客様のことを忘れる方がプロなのかもしれません。

    しかし、私は悩んでお越しになったお客様が未来でどうなるのか、もしも「私の判断や霊視が間違っていたら、御迷惑をお掛けするのではないのか?」 このようにお帰りになったアトもお客様のことは、いつも気に留めて忘れることはありません。

    私は過去も現在も未来もお客様のことを気に留めない日はありませんし、自分の未熟な面や至らない点を反省する毎日が続いていくと思います。

    プロとしては失格かもしれませんが、お客様のことを忘れずにどうしているのかと気に留めている占い師が、ひとりくらいは居てもいいんじゃないかと思うのです。

    あなたの未来を気に留めている、そんな人が居ることに気が付いていますか?

    \(∇⌒\)☆アリガトウ☆(/⌒∇)/
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