徒然草(占い・岡山・東京・霊視)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    宇高国道フェリー。

    おはようございます。 日本は狭い~狭いといいつつ、地域特性などが明確になれば意外性もあるので日本は広いなぁと感じてきます。 例えば、東京や札幌で「天満屋」と言っても、岡山出身の人にしか通用しません。

    それと同じく岡山および近県でしか分からない話題ですが、四国フェリーと国道フェリーの2社が行き交う「宇高国道フェリー」と言う、香川と岡山を100年に渡り繋いできた航路が3月26日を持って廃止となります。

    注:3月11日に両フェリー会社共に存続の発表をしましたが、今後はどうなるかは不明です。 前言撤回のドタバタ劇ですが、周り見て物事を変えるのはいかがなものかと思います。

    瀬戸大橋ができた時も打撃でしたが、高速千円にはなす術もなかったようです。 この航路は名前の通り国道30号の海上区間を担っているので、四国側では乗り場がそのまま国道30号の四国側起点となっています。

    なお、厳密に言うと国道30号の本州側の終点は宇野駅前交差点で、宇高国道フェリーの乗り場は約300m手前の築港交差点で右折して、そこから約500mの場所にあります。 JRの各駅からは宇野港&高松港ともに大きく離れていて、宇野の乗り場には両備バスの路線が接続しています。

    両社共に88年の瀬戸大橋開通後も黒字でしたが、08年9月の高速料金割引の開始以降は急速に収支が悪化しました。 さらに09年3月からは高速休日千円の影響により大幅な赤字拡大となり、前年度比で旅客が約3割~車両が約4割減です。

    国道フェリーの山下社長は「政府が高速無料化を公約とする中、経営改善の見込みがない」、四国フェリーの堀川専務は「公共交通とは言え慈善事業ではない、利用客には感謝しているが撤退はやむを得ない」と語りました。

    高速千円が始まってから本州⇔四国にある航路の廃止は3つ目で、香川県と岡山県の両知事は共に遺憾の意を表明しましたが国からの支援もなく撤退となりました。

    宇高国道フェリー株式会社は瀬戸内海に航路を持つフェリー会社で、加藤汽船の傘下にあります。 岡山県玉野市にある宇野港と香川県高松市にある高松港を結ぶ宇高航路を、24時間営業で日中は45~60分間隔、夜間は80分間隔で毎日22往復しています。 同航路の四国フェリーとは対抗関係の為、高松港で派手なネオンサインを競っています。

    瀬戸大橋への対抗上の戦略として、乗用車運賃は往復割引~回数券~コンビニエンスストアでの割引乗船券発売などがなされています。 従来は長さが5m以上の乗用車は対象外でしたが現在は6m未満までに拡大され、競合する四国フェリーの航路同様に車両運賃には運転手の運賃が含まれて、更には同乗者も無料です。

    高松側乗り場から琴電瓦町駅方面へ延びる高松市道には、本航路に由来する「フェリー通り」の通称があって、この通りは古馬場町などの歓楽街を通っています。 なお、廃止された国鉄(JR)宇高連絡船の読みは「うこう」連絡船でしたが、宇高国道フェリーの読みは「うたか」国道フェリーが正解です。

    今回の廃止前に同航路で対抗していた四国フェリーと国道フェリーが合併する話し合いも行われていたのですが、交渉決裂したので廃止もやむをえない状況です。 これにより1910年の宇高連絡船開設からほぼ100年、この歴史は続くことなく宇野~高松間の航路は全廃となります。

    瀬戸大橋線は気象条件により運転規制がよくかかるのですが、列車運転見合わせの時は宇高国道フェリーが代替輸送を行っていました。

    1980年代にはフェリー初のエスカレーターや噴水などを装備した、豪華仕様の「こうらく丸」等がありました。 90年代半ばまでTVCMで使われたのですが今は売却されて、クロアチア第二の都市SplitとHvar島間の連絡船として活躍中です。

    1983年11月にはテレビ朝日系で放送されていた「西部警察PARTⅢ」の岡山&香川ロケが行われて、このロケでは国道フェリーも宇野港&高松港の乗り場や船内での撮影を始めとして、ロケ用の貸切便で岡山から香川へのロケ隊の移動も行なわれ、翌1984年2月に放送されました。

    2007年11月6日よりETCを使った乗船システムの実験運用を開始したり、2008年4月1日より深夜から朝にかけて減便が実施されたりと、国の無政策による打撃へ対抗する手段を行っていたのですが力尽きました。

    私は宇高国道フェリーで潮風を感じながら高松へ行くのは情緒あふれるから好きでしたが、建設現場時代に乗ったのが最後となりました。 もう、あの海の上を渡ることはないのかと思えば寂しい感じがします。

    高速千円でこれだけ悪影響が出ているのだから無料化したらどれだけ悪影響があるのか、おまけに車や高速に乗らない人の税金で足りない税金を賄う不公平税制の先には、地方における過疎化や自殺や貧困が待ち構えています。

    日本各地で公共交通機関が次々と廃止になって、目立たないけれど過疎地域で運転の出来ない高齢者の自殺が高速千円以後は急増しています。 風が吹けば桶屋が儲かると言うように、何がどう作用するかの見極めが未来を変えて行きます。

    今回はフェリーが打撃を受けて~地方の公共交通機関が打撃を受けて、こういう目に見えない打撃がいつ自分達へふりかかるか、私は困っている人を自殺へ追いやる政策は問題だと思うのです。

    あなたは一部だけ助ける政策を、どのように感じますか?

    うーん・・(〃 ̄ω ̄〃ゞ
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