徒然草(占い・岡山・東京・霊視)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    ホテル業界。

    おはようございます。 今日も暑い一日になりそうなので、体調管理にはくれぐれも気を付けてくださいね。 しかし、暑くなると言っても人生が熱くなるのは熱気溢れる未来を意味するから、もっともっと燃え上がる未来は楽しい限りです。

    昨日のニュースで大きく取り上げられましたが、岡山国際ホテルが民事再生法を申請しました。 負債額は14億3900万円で、この法律は簡単に言うと経営不振の企業が破綻する前に裁判所に再建手続きを申し出ると、取りあえずは潰れずに経営を維持できる法律です。

    この岡山国際ホテルは昭和48年に地元有力企業が共同出資して設立され、いわば岡山の迎賓館的存在でもあります。

    しかし、市街地から離れた立地から近年では駅周辺に続々と進出したホテルと比べて不利な状況になったので、有力ホテルチェーンである「オークラ」との提携関係を緊密化することで営業力を強化しようとしました。 2007年10月1日には名称を岡山国際ホテルからホテルオークラ岡山に変更しましたが、これはオークラの名前を使うだけで実際の経営は岡山国際ホテルのままでした。

    このホテルは歴史と由緒があり国体などイベントの際に天皇を始めとする皇族が宿泊されたり、阪神タイガースが倉敷マスカットスタジアムで秋季キャンプを行う時の定宿として有名です。

    近隣は岡山の高級住宅街でもあるし、2009年5月13日には全国の政令指定都市の市長(副市長)が集まり、大都市の諸問題について議論や意見交換する為の「指定都市市長会議 in 岡山」も開催されました。

    1990年代前半から集客力が低下していたのですが、この辺りを境としてホテルの稼働率が約40%となることも多くなりました。

    2010年3月期には債務超過に陥り苦しい経営状況が続いていたので、2010年8月23日に岡山国際ホテルが岡山地方裁判所へ民事再生法の適用を申請して、同日には保全処分命令及び監督命令を受けたのです。

    これで取りあえずは一息つけたことになるので、今後は社員の雇用を継続しながら営業を続けて行き、スポンサーや営業譲渡先を広く募って行くことになります。

    ここまでが一連の流れなんですが、ホテルの空室率が上がると言うのは一見何でもないように思えますが、これを一般の企業やお店に当てはめると大変なことになります。

    何故ならホテルの空室と言うのは在庫に当たるのですが、他の業種と違い一日経過するとそれは過剰在庫や不良在庫と同じことになるのです。 製品なら過剰在庫が出来ても在庫として取っておけば、いつかは売れて捌けるから損することはありません。

    しかし、ホテルの空室と言う名の在庫は取り返せないのです。 その日に空いていたのであれば、時間が過ぎればもう利用することはできません。 残念ながら時間を保存することはできないから、時間の在庫は無理なのです。

    そうなれば一泊が5000円で100室あるホテルの場合、平均稼働率が70%だと良く思えるけれど逆に言うと30%は空室です。 つまり、「5000円×30室=15万円」の在庫が毎日発生していることになるので、1ヶ月だと「15万円×30日=450万円」の在庫を抱えることになります。

    こうやってきちんと計算して行った数字を見た時、毎月450万円の損失が発生すると言うのは恐ろしいです。

    これが車の販売ならば8月は売れなかったけれど、9月は売れたから8月の分を取り戻せたと言うこともあります。 しかし、ホテルの場合は100室が全部埋まったとしても、それは当日の損失が出なかっただけであり、100部屋以上を埋めて先月の損失を取り返すと言うことはできないのです。

    それに工場などではラインを止めて生産調整をすればいいのですが、ホテルの場合は色々な法律(消防法など)により最低人員と言う、客室(部屋数)に対して決められた人数が必要です。

    100室に対して5人が必要となれば、空室が多くても少なくても5人が必要です。 そうなれば空室が多く赤字が出ていても人数の確保は必要で、空室で赤字が出る上に人件費も赤字と言うダブルパンチでKOとなりかねないのです。

    普段はホテルへ泊まるだけで経営に関わることは少ないと思いますが、これはホテルだけではなく旅館やペンションでも同じことです。 夢に燃えてペンションを出したけれど止めることもできず、赤字のままで苦しんでしまうのは読みが足りないからです。

    読みとは空室が多くて苦労しているホテルには理由があるのに、その理由がホテル側には読めないから更に苦境へ陥ると言う悪循環です。 空室が多いのは泊まりたくないからで、泊まりたいホテルにすれば自然と稼働率は上がるのです。 ホテルの稼働率が90%を切ると言うのは、経営努力も何もしていないに等しい証拠です。

    なお、私はホテルへ泊まる時になるべくゴミも出さずきれいに使うようにしてるのですが、それはホテルの苦しい内情を視ているとマナーの悪いことはできないからです。

    あなたはホテル業界の苦悩、それを御存知でしたか?

    ( ̄  ̄;) うーん
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