徒然草(占い・岡山・東京・霊視)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    TPP。

    おはようございます。 日本は江戸時代の鎖国から明治の開国へと進み、戦争や原爆投下など色々なことを乗り越えて今があります。 これから先も変わらぬモノもありますが、嫌でも変わるモノもあります。 変わるモノの代表格は世界の経済ですが、最近のニュースでよく聞く「TPP」について書いてみたいと思います。

    このTPPとは「環太平洋戦略的経済連携協定」の略で簡単に言うと太平洋周辺の広い地域の国々、例えば「日本とか中国、東南アジア諸国、オセアニア諸国、アメリカ」などが参加して自由貿易圏を作る構想です。

    アメリカ大陸にはNAFTA(北米自由貿易協定)と言う自由貿易圏があり、これはアメリカ+カナダ+メキシコの3ヶ国だけですが、この3国間では関税を失くして自由に貿易ができます。 貿易に税金が掛からなければ各国の努力や通貨価値によりモノの値段が決まるので、国民の生活が良くなるか悪くなるかの判断が非常に難しいとも言えます。

    これの拡大版がTPPの構想で、当初は2006年5月にチリ~シンガポール~ニュージーランド~ブルネイで始まり、その後はアメリカ~オーストラリア~ペルー~ベトナム~マレーシアが参加の意思を表明しました。

    これでTPPは9ヶ国以上の自由貿易圏になりそうですが、政権交代してから日本の信用を失墜させて中国やロシアに侵略されてもやられっぱなし、そんな民主党政権もようやく2010年10月に「TPPへの参加を検討する」と表明しました。

    日本がTPPに参加したらどうなるかのメリットやデメリットの試算は、内閣府~農林水産省~経済産業省など結果はバラバラです。 内閣府はTPPに参加するとGDPが2.4~3.2兆円増えると言う楽観的な見方ですが、農林水産省は逆に参加することで日本は不利益を被るという試算です。

    その理由は他国からの安い農産物が大量に輸入される為、日本の農家が全滅すると言う試算です。 それにより農業関連のGDPが4.1兆円減少+環境面のGDPが3.7兆円の損失になり、最終的に日本のGDP損失は11.6兆円になると計算しています。

    更に農業が壊滅することで340万人の雇用が失われて、食糧自給率も40%から14%にまで下がるので、これでは日本は踏んだり蹴ったりだと言うのが農林水産省の説明です。

    しかし、経済産業省の試算では反対にTPPへ参加しないと既に自由貿易の協定を結んでいる韓国が躍進して、結果的に日本のGDPは10.5兆円も減少する説明しています。 特に自動車~機械産業~電気電子の主要3業種がダメージを受けるので、TPPに参加しないと81万2000人の雇用が失われると言う説明です。

    民主党政権はグダグダで物事を決められないから国民が迷惑するのですが、国家の最高部門である3省庁が全く違う結論を出しているようでは、一般庶民の我々は日本がTPPに参加するのは是か非か分からなくなります。

    どうして省庁によって全く違う結論が出るのかと言えば、それは各省庁が自己利益優先だからで、農水省は農業分野を~経済産業省は製造業を最優先するからです。 政財界も右往左往して結論が出せていないのですが、欲しい欲しいとねだるばかりで知恵の無い経営者が多いから、イザと言う決断ができていないから誠に頼り無いのが日本の経営者です。

    私はTPPへ参加の是非について問われても結論は出ていますが、それを書いているとブログ1回では終わらないので農業分野について少しだけ書いてみます。 消費者目線で見ればTPPにより中国など他国からの安い農産物などが入ってくれば、消費者として安い食べ物が買えてメリットが大きいと最初は感じるはずです。

    しかし、日本の農業は考え方を変えれば充分に生き残れるどころか、収入アップで後継者不足が解消できるチャンスです。 天下り団体などが既得権益を守ろうとするから農業がダメになるだけで、国や農協などが守ってくれるなんて都市伝説があるからTPPを驚異に感じるのです。

    やり手の農家の方々は既にTPPを見越して対策を講じているから、後継者問題も解決するくらい躍進しています。 例を出すと青森のリンゴ農家が、従来のやり方で農協やスーパーへ下ろせば「リンゴ1個50~250円」で取引されますが、海外へ輸出すれば青森のリンゴは「安全性が高くて美味しい」と評判で、日本の8倍以上の「1個1800~3000円」で取引されています。

    他にも柿は海外で「KAKI」として認知されているお金持ちのデザートで、日本では1個100円前後でも海外では充分に勝算ありです。

    意外と知られていないけれど日本の農産物は、「安全性が高くて美味しい」と言う理由で海外では人気です。 頭を柔らかくして日本の農産物を輸出すると言う方向で、輸送方法や販売ルートの確保などへ農林水産省が外務省とタッグを組んで行えばOKです。

    TPPを始めると最初は外国産の農産物へ消費者は飛び付くと思いますが、海外の農産物の真実を知れば日本の農産物が見直されて逆に価値が上がると思います。 どうして海外では日本の安全な農産物が人気なのか、どうして海外の人が日本でブランド品を買うのか、そういう内情をきちんと説明できれば、「お金と命」のどちらが大切かは子どもでも分かります。

    蛇口を捻ればタダで水が出てくるのに大勢の人たちが、「お金を出してミネラルウォーターを買っている」と言う現実があるのだから、「高ければ売れない」と思う方が間違っているのです。

    ミネラルウォーターが売れるのは付加価値があるからで、付加価値があれば競争相手がいなくなり、競争相手がいなくなれば安売りしなくても良くなり、安売りしなければ利益も上がり楽になれるのです。

    あなたはTPPを、御存知ですか?

    ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ
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