徒然草(岡山・東京・山崎かずみ)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    紅葉狩り。

    おはようございます。 今日も素晴らしい一日の始まりですから、なんか良いことないかなぁ?ではなく良いことが起きる!と信じて下さいね。

    さて、秋になると旅行など出かけることも増えますが、その中でもポピュラーなのが紅葉狩りですが、その言葉の意味や由来は知らない人も多いし、その紅葉狩り自体が何をする?とかなぜ狩りと呼ぶ?なども解説して行きます。

    秋の行楽シーズンには紅葉狩り!と気合いを入れる方もいるくらいですが、紅葉スポットは全国各地にあるので日本人なら季節感から楽しめるイベントとも言えます。

    まずは紅葉をもみじと読むのは何故なのか?で、当て字にしても紅葉と読むのは無理があり、そもそももみじと言う樹木は存在しませんし、もみじだと思っている樹木の多くは赤く色付いたカエデ科の樹木です。

    ちなみに広島県の県の木はもみじですが、これもカエデ科の一種に分類されていますが、もみじは葉が赤~もしくは黄色になった樹木を指す言葉で、ようは樹木の状態を表していると言うことです。

    そして紅葉をもみじと読むようになった始まりは、染め物の揉み出づ(もみいづ)が語源だと言われています。

    紅花染めにはベニバナの花びらを使いますが紅色と黄色の色素が含まれていて、まず真水で揉むことで黄色い色素を揉み出すことができ、その次にアルカリ性の灰汁に浸して揉むと一気に紅へと変化します。

    ベニバナの花びらが黄色や紅に変化する様が秋の樹木と似て、揉み出づ(もみいづ)→紅葉(もみじ)になった説が有力とされています。

    続いて紅葉狩りの意味ですが、紅葉狩りとは主に落葉樹が落葉する一歩前の段階、つまりは色付いた紅葉を眺めて楽しむことを言い、落葉樹は基本的に春に新葉や花を咲かせて夏に新緑の葉となり、秋に紅葉となり冬に落葉する生育スタイルです。

    紅葉スポットに行かれたなら分かると思いますが、落葉樹が秋に一斉に紅葉する様は今で言うインスタ映えで見事な美しさ、この紅葉を眺めて楽しむ行為が紅葉狩りと呼ばれます。

    日本語の難しい部分ですが紅葉狩りは文字の並びから何かを狩る&獲ると、勘違いしている人も一定数の割合でいますが昨今はネットの普及により、全国各地の紅葉スポットの情報が簡単に入手でき、紅葉シーズンには多くの人が紅葉狩りを楽しむ様子が見られるの勘違いも減っています。

    日本国民の秋の一大イベントになっている紅葉狩りですが、その始まりや歴史についても解説してみますね。

    日本に現存する最古の和歌集の万葉集の中に、紅葉や黄葉(もみち)と言う言葉が出てきますが、このことから色づいた紅葉を眺める紅葉狩りは約1200年前から存在し、その美しさについて奈良時代から知られていたと思われます。

    しかし、この時代には紅葉を眺めに行くことが行事として定着していませんし、平安時代にも平安貴族たちは桜や藤などは愛でましたが、紅葉狩りはそうでもなかったようです。

    現代では紅葉と言えば非常に華やかな雰囲気ですが当時の人々は、紅葉の赤に無常(人生のはかなさ)を感じて、冬の寂しさや紅葉した後に散る葉にわが身を重ねていた説もあり、そのような理由から紅葉狩りを本格的に楽しむのは室町時代以降のようです。

    ※ホントかウソかわかりませんが、豊臣秀吉は秋に醍醐で紅葉狩りを開こうと計画していたと言います。

    今のように紅葉狩りが世間一般に広まったのは江戸時代中期のころからで、伊勢神宮へお参りする伊勢講や熊野詣の影響で庶民の間で旅行が流行り、この旅行ブームの火付け役となったのが都名勝図会など名所を案内する本です。

    これらガイドブックに紅葉の名所を紹介したことで人が押し寄せ、紅葉の木の下に幕を張りお弁当やお酒を持ち込んでワイワイ盛り上がったようです、この紅葉の楽しみ方は現代の花見と一緒で江戸時代の紅葉狩りは宗教観など関係なく、純粋に紅葉を楽しむ概念がありました。

    現代の紅葉狩りも真っ赤に染まった紅葉を眺めながら秋の味覚を楽しむので、このことから現代の紅葉狩りに近いのは江戸時代からだと言えると思います。

    そして紅葉狩りに関して最大の疑問は紅葉狩りに狩りが入っていることで、ここからは紅葉狩りの狩りに関する由来を説明していきます。

    狩りとは本来なら獣を捕まえる意味で使われていましたが、時の流れと共に小さい動物や野鳥を捕まえる意味に変化して、さらに果物などを採ると言う意味でも使われるようになりました。

    現代でもイチゴ狩りなどと言いますから、狩りは獣や動物などを狩るだけの意味ではありません。

    そして狩りは紅葉や草花を眺める意味でも使われるようになり、古語辞典にも狩りは鑑賞したりすることも記載されているので間違いではなく、狩りが紅葉や草花を愛でる意味になったのは狩猟をしない貴族が現れたのが由来です。

    あと、平安時代の貴族たちは真っ赤に染まったもみじの木を折り、実際に手に取って鑑賞していたようで、当時は本当に紅葉を採っていたから紅葉狩りと呼ばれるようになった説もありますが、現代では実際に紅葉の木を折るのはマナー違反になるのでおやめくださいね。

    あなたは紅葉狩り、行ってみたいですか?

    (^O^)

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