徒然草(岡山・東京・山崎かずみ)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    EV。

    おはようございます。 今日も素晴らしい一日ですから、もっともっと心の中を開放すると言えば大袈裟ですけど、更に良いことを想像して良いことを引き寄せる、そういうのも開運には必要です。

    さて、世の中が急速にEV(電気自動車)へ向かって走ってますが、それが良いことかと言えば無謀な話だと思いますが、肝心の電気を作り出す時に排出されるCO2も全世界となれば、現在のエンジン(内燃機関)の出す排ガスと同じか、それ以上の量になります。

    では、どうしてEVへ世界中が邁進しているかと言えばトヨタ潰しが答えで、トヨタに勝てない欧州メーカーが中心となってトヨタ潰し、それでEVに限定してハイブリットすら許さないと言う方向性にしました。

    しかし、最近は欧州メーカーも自分たちの首を絞めることに気付いたのか、ドイツやイタリアはEV化に反対し始めたし、そもそもF1に欧州メーカーが再び参戦し始めた流れを見ても、欧州お得意の自分たちに都合の良いルール変更が起こると予想されます。

    COP26議長国のイギリスを含む33の国や地域や大手自動車メーカーの一部が、先進国では2035年までに、グローバルでは2040年までに新車販売100%をZEV(ゼロエミッションヴィークル)とすると言う共同宣言に署名しました。

    そして自動車産業を国の主な産業とする、日本~アメリカ~ドイツ~フランス~中国は参加を見送りました。

    COP26で発表された自動車産業を揺るがす共同宣言とは、簡単に言うとハイブリッド車ですら2040年以降は新車販売ができなくなります。

    前述のZEVとは具体的にはEVまたはFCV(燃料電池車)を示しますが、ハイブリッドやプラグインハイブリッドなどの内燃機関とモーターを組み合わせた車は含めません。

    これに署名した国はCOP26開催国のイギリス~カナダ~スウェーデンなど20カ国以上、自動車製造産業が国の経済を支えるアメリカ~ドイツ~フランス~中国~日本などは署名していません。

    ただし、アメリカは国として署名していなくても、カリフォルニア州やニューヨーク州やワシントン州など州政府に、ジョージア州アトランタ市やミシガン州アナーバー市やテキサス州ダラス市など市政府が署名、これはアメリカにおける地方行政の独自性が出ている結果です。

    自動車メーカーではメルセデス・ベンツとGMとフォードと中国のBYD、更にスウェーデンのボルボや英国のジャガーランドローバーは署名しています。

    このようにドイツ~アメリカ~中国などは国とメーカーが別々の判断をしているし、市場では宣言の意義や実効性について疑問視する声があります。

    こうした宣言が出てきた理由は欧州グリーンディール政策で、2050年までに欧州でのカーボンニュートラルを実現するものです。

    例えば、メルセデス・ベンツは市場環境が整えば2030年までにグローバルで全車ZEV化すると発表、ドイツは世界の自動車産業界を技術面でリードしてきた国ですし、ジャーマン3(メルセデス・ベンツ、BMW、VWグループ)もあるし、大手部品メーカーのボッシュとコンチネンタルによる連携もあります。

    これからメーカーとしてはメルセデス・ベンツの2030年全車ZEV化宣言など、EVへ向けた目標年を改めて達成するべくロードマップを描くでしょうし、アメリカの場合は連邦政府と州などの地方政府の方針がすれ違いもあるので、どうなるかは予断を許しません。

    アメリカの場合はオバマ前政権→トランプ前政権→バイデン政権となったことで、今回のCOP26での宣言署名のように、国と州のZEVダブルスタンダードが維持されたままになる可能性もあります。

    では、日本の自動車業界はどうするのか?で、欧州メーカーの思惑通りに行かせないよう主張してきた、ハイブリッド~水素~合成燃料など様々な方法を国や地域のインフラの状況に合わせて段階的に電動化、こういう正攻法は認められていません。

    日本政府が外交で日本の言い分を押し通すようにしないといけないし、日本の自動車メーカーと国が連携して欧州の難癖に対して厳しい戦いに入ることになります。

    日本自動車工業会の豊田会長は、世界120カ国以上が2050年に向けて大変前向きな議論をしたことを歓迎するとした上で、2035年ZEVコミットメントが一部にとどまったことは日本政府の現実的な選択肢だとの見解でした。

    また、ヤマハの日高祥博社長は国や地域で様々な政治が動いている、個社では欧州からの流れに太刀打ちできない、協調領域を踏まえて日の丸で戦っていこうと述べました。

    日本は元々が人が良いと言うか、相手との交渉やルール制定に関して勝負意識が甘いから、COP26を本格化したEV化の交渉に関して、日本メーカー各社はずる賢く闘えるかどうか、今後の課題は相当な大きいものがあります。

    日本から自動車産業が衰退したらどうなるか、考えただけでも恐ろしいことになると思いますが、欧州メーカーもEV化を進めれば進める程、自分の首を絞めます。

    何故なら、EV化を進めれば進めるほど家電の世界になるから自動車メーカーじゃなくても、部品を集めて組み立てるシステムさえ作ればメーカーになれる、まさにミニ四駆の世界になるから誰でも自動車を作ることができる時代になると、困るのは欧州と言う天に唾吐いた状態になります。

    あなたはEVについて、どう思いますか?

    (゚O゚)

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