徒然草(岡山・東京・山崎かずみ)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    CTとMRIの違い。

    おはようございます。 今日も無事に朝を迎えることが出来た、病気で苦しんでいる人が思うのは朝目覚めるかどうかや痛みが無くなるかなど、健康を当たり前に思うことはなくありがたいことと感謝できる、それこそが健康への感謝となって自分の人生を豊かにする第一歩です。

    病気や怪我と言えば切っても切り離せないのが病院で、ヒーラーが手からパワーが出て治すなんて間抜けな寝言は横へ置いといて、まともな人なら間違いなく病院へ行きます。

    そこで必ず病気の診断や原因や治療などの目的で機器による検査を受けますが、その中でも似ているけれど違うことに付いての説明です。

    よく混同されるものとして「MRIとCT」の違いですが、MRI検査の結果とCT検査の画像を見ると似ているところもあり、MRIで横断面を撮像した場合はCTと良く似た画像となり、どこが違っているのか~どうして両方とも検査するのか疑問に思うかもしれません。

    まず、「MRI」とは磁気を利用して体内の水素原子の量と、水素原子の存在の仕方を検査する方法で、放射線の被曝がないので繰り返す検査や子供や妊婦の検査に適しています。 病変部と正常組織のコントラストも良好で横断像だけでなく冠状断像や縦断像など、あらゆる断面像を得ることができるのも利点です。

    しかし、検査の範囲が狭い~検査に時間がかかる(30~60分)~骨の変化がわかりにくい、このような欠点がありますし、ペースメーカーを埋め込まれていると施行できず、狭い場所に入るので閉所恐怖症の患者さんにも不向きです。

    次に「CT」とはX線を体の回りにぐるっと当てて、それにより得られた情報をコンピューターで計算、格子の目のような2次元画像を作る方法です。 最近は検査の台を動かしながら複数の検出器を用いて撮影できる装置(MDCT)があるので、検査時間が大幅に短縮しました。

    頸部から骨盤までおおむね25秒ほどで検査が終了、それにより広い範囲の検査にはCTが適しています。 また、MRIでは骨や肺の描出が難しく、骨や肺の状態を観察したい場合はCTが適しています。

    しかしCT検査では放射線被曝が欠点で、病変と正常組織の濃度の差(コントラスト) MRIに劣ります。

    このようにMRIにもCTにも長所や短所があり、患者様の疾患や状態に合わせて、治療の為の必要充分な情報が得られるように検査を行っています。 癌(悪性腫瘍)の患者さんの場合には局所だけでなく、転移の有無を調べる為に両方の検査を受けることがほとんどです。

    この「画像化する原理」は「MRI=磁石、CT=放射線」で、被曝で考えれるならMRIでは被曝しません。 空間分解能力はCTの方が優れている、濃度分解能はMRIの方が優れている、検査時間はCTの方が短いなど、臓器ごとで考えた方が良いかもしれません。

    頭部はMRIの方が圧倒的に優れていますが、出血(急性期)に関してはCTの方が便利。 肺はCTの方が圧倒的に優れていて、MRIは空気に非常に弱い。 腹部(肝、脾、腎など実質臓器)だと、CTとMRIは同等です。

    胆道系(肝内胆管、総胆管、主膵管など)は、MRCPと呼ばれる水強調画像を得られる点で、MRIがやや有利ですけれどCTの高い空間分解能による胆道系描出も凄いです。 子宮・卵巣・前立腺など骨盤領域は、MRIの方が優れています。

    頸椎や関節など整形外科領域はMRIの方が優れていますが、骨の3D画像はCTの方が綺麗です。 内耳や中耳など細かい耳鼻科領域は、CTの方が優れています。 消化管はCTの方が良いけれどMRIでも良いいけれど、内視鏡には負けます。

    MRIとは「Magnetic Resonance Imaging」の略で磁気共鳴画像と訳され、強力な磁石の中で電波を使って患者の水素原子核の状態から画像を作り出します。

    CTとは「Computed Tomography」の略でコンピュータ断層撮影のこと、患者の周囲からレントゲンを照射しコンピュータで計算して画像を作り出します。

    MRIがCTよりも優れている点は、分解能が高く細かな点までよく分かる、好きな方向の断層写真が得られる、骨の影響がなく骨の近くもきれいな画像が得られる、造影剤を使わなくても血流の情報が得られる、レントゲンを用いないので被爆しない、出血の時期を推定できる、急性期の脳梗塞の診断が可能などです。

    CTがMRIよりも優れている点は、短時間で検査、状態の悪い患者や幼少児でも簡単に検査、急性期の出血がわかりやすい、骨の病気・骨折がわかる、頭部外傷急性期の検査に有用、ペースメーカーや閉所恐怖症でも検査可能、MRIよりも安価などです。

    病院で画像診断の検査を受ける時に自分の希望を言っても良いけれど、MRIよりCTの方が良い場合もあり、必ずMRIが優っている訳はなく担当医に任せた方が良い場合もあります。

    後はトリビアとして、2003年にMRIの医学における重要性と応用性が認められ、核磁気共鳴画像法に関する発見に対し、ノーベル生理学・医学賞が与えられました。

    CTは英国人のゴッドフリー・ハウンズフィールドによって発明され、1967年に考案⇒1972年に発表、そしてアラン・コーマックは独自に同様の装置を発明して、その後に彼らは1979年のノーベル医学生理学賞を受賞しました。

    EMI社に所属していたビートルズの記録的なレコードの売上が、CTを含めたEMI社の科学研究資金の供給元だったと考えられるので、CTは「ビートルズによる最も偉大な遺産」とも言われています。

    ただ、このMRIに関しては画像診断を自分ではできない医師が存在していて、岡山にもMRIの画像を契約している東京の病院(医師)へ送り、その判定結果を待ってからと言う医師がいるので、これは患者さんの方がきちんと病院や医師を選ぶしかありません。

    注:先日のブログにある総社市のIクリニック、ここはMRIなんて全く判断できない医師しかいないし得意技は紹介状を書くこと、倉敷中央病院も余りにも紹介が来るから最近は確認の電話を掛けますが、居留守を使って事務の人に応対させています。

    話しは戻りますが、MRIがあるのに「後日、来て下さい。」と言われる病院(医師)は、自分では判断できないからです。 MRIがあって検査をしたならすぐ検査結果を聞ける筈ですが、それができないのは「どこかの病院(医師)に見て貰う必要がある」からです。

    ただし、庇う訳ではありませんがMRIの画像は見れる見れないが両極端で、センスやカンが無いと永久に分からない、それなら無理をするよりも分かる人に判断をお願いするのも悪いことではなく、担当医と専門医が二人で判断などは珍しくありません。

    占い師~霊能者~ヒーラーなどは手からパワーが出るなど、訳の分からないアホな寝言を言う前に、MRIやCTの画像判断くらいはできないとダメです。

    また、商社の方などは医療分野に目をつけないとダメで、それもメスやハサミやピンセットなど持ち運びが簡単で単価が高い、この分野も富士フイルムが手を出してきそうなので、富士フイルムの先見の明は凄いと思います。

    あなたはCTとMRIの違い、ご存知でしたか?

    ホー!((〆( `Д´ )メモメモ

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