徒然草(岡山・東京・山崎かずみ)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    ブラック企業。

    おはようございます。 今日も仕事ができる幸せは何物にも代えがたい、仕事があるだけで本当は幸せです。 私は月曜日の朝から翌週の火曜日の午前10時まで一人も鑑定しなかった、あの時の辛さは今でも忘れられません。

    しかし、世の中をみると自分の思った内容ではないと、すぐに仕事を投げ出してしまうケースが増えていて、履歴書だけで判定する上場企業は人材確保ができていません。 シャープやパナソニックが良い例で、学歴や派閥だけで採用した結果が今の状態です。

    巷では残業がある、上司に怒られる、自分の好きな仕事ができない、それをすぐにブラック企業と言って非難していますが、世間の言うブラック企業は本当にブラック企業なのか、そこを考えてみると意外なことに気付けます。

    日本が経済成長率が上がるだけの時代は24時間戦えますかと言うCMが流行ったり、週休1日の上に休日出勤で2週連続休み無しは当たり前、それが今や週休2日が普通で東京都内でも21~23時の都内初の電車より、18~19時台の方が本数も多く混雑しているのは、労働時間が短くなっている証です。

    これはネット上で吠えるだけの男には理解できませんが、残業を2時間しただけで長時間労働と騒ぎたてるのは、単なる怠け者でブラック企業でも何でもありません。 勘違い男には困りものですが「先進国で一番労働力率が低いのは日本」で、「労働力人口52%(扶養内の労働者を除くと46%)」で、日本の人口の半分は働いていない事実を「どう見るか?」です。

    何かあればブラック企業と騒ぎ立てますが、この「ブラック企業とは何なのか?」で、ブラックとハードワークを混同している感じがします。

    マスコミは叩くネタとして格好なのがブラック企業問題ですが、そもそもTV局のADなどスタッフは家に帰れずTV局内で生活、残業代も出さずにこき使っているのによく他所の会社を悪く言えると呆れますが、我が身を正せないマスコミが正義を語るのは間違いです。

    前述したようにブラックとハードワークは違い、ブラック企業とは「労働者を酷使・選別して使い捨てにする企業」で、 過酷な労働環境に置いてノルマをこなせない社員にプレッシャーをかけて退職に追い込み、新たに新しい社員を採用する企業がブラックですが、「過酷な労働環境=ブラック」と解釈する人もいます。

    しかし、ブラックと同じ過酷な労働環境でも将来を考えると自分の為になる、それが「ハードワーク」で、職人の世界には残業時間と言う概念を持っていると技術は身に付きません。

    例えば、ブラックとハードワークの違いをIT企業で見ると、この業界が常に人材不足の最大の理由は「プログラムの書けるエンジニアがいない」ことです。 立派な大学を出て有名な大手「SIer(親会社を持たない資本的に独立した会社)」で働いている、そんな自称エンジニアたちは職務経歴書を見ると外注管理くらいしか経験がありませんが、そんな人材は転職しても使えない自称プログラマーです。

    ところが中小企業で激務の「SIer」で働き、「コンサルティング・要件定義・設計・プログラミング・テスト」と一通りこなして、若いうちから自分でプログラムを書いていると鍛えられますが、こういう会社名で検索すると間違いなく「○○(社名) ブラック」と出てきます。

    しっかり休み無理をしないで働ける「大手SIer」で10年働いた社員と、激務の中小「SIer」で常に自分を鍛え続けて10年働いた社員、どちらが転職して評価されるかは誰でも分かります。

    ブラックだと声を上げて自分の権利ばかり要求して何もしない社員と、文句を言いつつも激務で自分を鍛えあげた社員では、物が違うと言うか~実力が桁違いと言うか、話にならないくらいの差がついてしまいます。

    他にも野村證券は新入社員に通過儀礼をさせることで有名、今はさすがにやっていないそうですが当時の新人社員は「名刺集め」をやらされます。

    この「名刺集め」は要するに飛び込み営業で、ビルの1階から最上階まで各フロアの企業に飛び込んで名刺を貰う、上司から「目標枚数が集まるまで帰ってくるな」と言われたりスパルタ、「野村 新人 名刺」で検索すれば色々と出てきます。 (←ちなみに本当は法律違反で、証券外務員の資格が無い者が証券の営業したら逮捕です。)

    これは野村證券がブラックだから新人を辞めさせる為に、こんなスパルタをしている訳ではなく、学生の甘い考えを取り払い社会の厳しさを教えて、困難にくじけない強い意志を持たせる為です。

    ここでもブラックとハードワークの違いがあり、新入社員の頃からスパルタで育ってきた営業マンと温室栽培で育った営業マン、実際に仕事のできる営業マンは前者で決まりです。

    では、ブラックとハードワークの境目はと言えば学校の部活動が良い例で、ウサギ跳びや夏場に水を飲むなと言うのがブラック、理論的&科学的なトレーニングがハードワーク、適格な指導法で学生の数年間を過ごして厳しい練習をやり遂げたなら、確実に1~2年前より成長している自分がいます。

    ブラックの基準は難しいもので、完璧に労働基準法を守っている会社なんて実際にはありません。 残業代を払わないや暴力や過労死などは完璧にダメですが、残業や休日出勤や長期休暇がもらえないなどを、ブラックと言っていたらきりがありません。

    仕事で結果を出して定時で帰る人に上司が「残業しろ!」と言う方がブラックで、仕事をせずに会社へ長くいて残業代を稼ぐ方が卑怯です。 時代の流れもありますが、企業は「良い人材」を確保することに全力投球しなければ、絶対に日本は成長しません。

    TVや雑誌でブラック企業告発を見る度に呆れますが、ある運送業の社員が営業から移動させられたと会社を訴えましたが、「私は半年で2回しか遅刻していないのに厳しすぎる!」と自分の正当性を訴えていました。

    しかし、33歳にもなる男が半年で2回も遅刻をするようでは、会社としても怖くて営業における筈がありません。 営業マンがお客様との約束に1回でも遅刻したらクビで当然、会社に損害を与えたことは言わずに会社を訴えるのはお門違いです。

    ブラックと文句を言う人の本音は「楽して稼ぎたい」で、働かずにいて会社が潰れたら潰れたで「俺たちの補償や権利はどうなる!」と、今度は違うことでまたまた文句を言います。

    長時間労働など大変な目に遭った方々がいるのは事実ですから、そこは会社側も給料や条件で社員に報いる努力は必要ですが、会社を辞めることもできるのに辞めない方も問題で、親が「うちの子は~」とTVで言う前に「辞めさせなかった親の責任は?」と思います。

    ちなみに私の県北の工場時代は、休日が月4日で残業は80時間(二交替制)で基本給6万円の手取り10万円、建設現場時代は休日は月2回で日当が3千円(月の手取り7~8万)で残業は100時間以上(残業代無し)でしたが、私は工場も建設現場もブラックだとは思っていません。 (働く場所がなかったし、選んだ自分が悪い為。)

    他にも例を出すと、総社市のIクリニックの医療事務(30~40代女性)の場合、勤務は朝8時から夜8時、月60時間のサービス残業、無料の休日出勤と仕事の自宅持ち帰り、院内の売店で購入強要、自己評価(低評価を書けと強要)のレポート提出が度々、社員旅行(給料から天引き)へ強制参加、これで給料は12万円前後ですが働く場所が少ない田舎の悲劇です。

    総社市~高梁市~新見市~津山市など県北の病院(会社・商店)はどこもこんなもの、働くのも病院へ掛かるのも県南の方が遥かにましです。 人材がいないと嘆く会社は県北の極稀にいる優秀な人材を雇用するべき、県北は「稲葉浩志・オダギリジョー・山崎かずみ」の3人が生まれ育った地域ですから。 (←これ、よく使うネタです。)

    「うちはブラックだ」と会社へ不平不満を言う人に、ここまで読んで「どう思うのか?」を聞いてみたいのですが、世間の大学生や20~30代の言うブラック企業とは、思う通りに仕事ができて楽で高給で休みが多くきれいな仕事ではないとしか聞こえません。

    あなたはブラック企業、どう定義していますか?

    (〃艸〃)ムフッ

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    霊視カウンセリング 山崎かずみ
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