徒然草(岡山・東京・山崎かずみ)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    三連休。

    おはようございます。 今日から世の中は三連休ですが、年中無休の私は今日も事務所に出ています。 私は車を持っていないので、人力で新事務所へ荷物を少しづつ運んでいるのですが、早朝5時頃はまだ暗いので荷物を運んでいる姿はまるで不審者のようです。

    さて、気にされる人が多い相談のひとつに印鑑(印相)があります。 印鑑を作ると幸せになると思う人は作れば良いし、印鑑で運命は変わらないと思う人は作らなければ良いと言うレベルで、運勢とは何の関係もありません。 もしもあなたが神様ならば、「30万円の印鑑を購入する人」と「1万円の印鑑を購入して残りの29万円を寄付する人」と、どちらの運勢を良くしてあげようと思いますか?

    「開運の印鑑は○○な印なり」と言う言葉があるのですが、日本社会では印鑑がないと通帳も作れないので、印鑑の必要性はしかたがありません。 ただし、印鑑で運命が変わるのならば、どの印鑑屋さんも景気に左右されずに幸せになっているはずです。

    例えば、集合テナントビルで閉鎖になった場所は日本全国にたくさんありますが、印鑑屋さんが入居していたテナントビルもあると思います。 それなのに、何故?開運の印鑑パワーでテナント消滅の危機を防げなかったのか不思議です。 また、努力もせずに怠けている人が印鑑を作るだけで幸運になり、全て上手く行くようになったという例を見たことがありません。

    確かに高級な印鑑を持っている人が、お金持ちとか成功者であるという事実は否定できません。 しかし、その真実として成功してお金持ちになったから、そういう高級印鑑を手に入れることができるようになったというのも、もうひとつの見方です。

    仮に30万円出して印鑑を手に入れるというのなら、それは心の張りや元気を手に入れる為だと考えた方がいいと思います。 ただし、30万円で美味しい物を食べたり旅行したりする方がイイと思う人がいるのも事実です。

    ひとつの例として考えてみると、何の業界でもいかに利益をあげるかと言うのを考えます。 特に占い業界のような形の無い物が主体の場合は、1度行くと2度と行かないというような場合もよくあります。 その為、商売熱心な占い師さんはお金儲けの為に色々なことを考えますが、占い=商売と考える人なら物品販売は戦略として当然です。

    注:私は「占い=商売」とは考えられませんし、物品販売など占いの本筋以外のことをする気にはならないのです。

    代表的なのが「開運グッズ系」で、悪いことや不安になるようなことを最後(帰る直前)に言って心を惑わせます。 そして、「この○○を購入して、○○すると運が良くなる」 色々な言い方や方法はあるでしょうが、その不安定な心のスキマに開運と言う言葉を刷り込みます。 お客様側とすれば、将来の不安を解消しようとして意外とあっさり高額なグッズでも買ってしまいます。

    一瞬は金額が高いと思っても、不幸や不安を解消したいが為に購入してしまうのです。 その品物(グッズ)を持つことでパワーや奇跡があると思うのなら、本人にとっては良いのだから横から余計な口を出す必要はありません。

    ただし、何が何でも~どうしても~印鑑を持つことで運が良くなると断言するのなら、それを主張する占い師さんに聞いてみたいのですが、私の父&母は岡山市在住の占い師さんから、開運印鑑を30万円で購入しています。 (その当時、私は小学生で注意することができませんでした。)

    その印鑑に効果があったかどうかは一目瞭然、まったくの効果ゼロです。

    私は500円で買った量産品の印鑑を使用していますが、なんら不自由はありませんし、この印鑑で悪いこともおきません。 逆にその分が寄付に回るので、良い事が起こっています。

    私個人の意見ですが、仮にも占い師をしている者が鑑定だけで生活できず、他に職業を持つようではおかしいと思います。 自分が鑑定だけで生活できないのに、商売の相談に乗るなんて本末転倒だと思うのですが…?

    印鑑の結論として欲しい人だけ買えば良いことで、欲しくない人に無理に勧めるのはどうかと思うのです。 ただし、材質に凝りたい人には、柘植がいいとか~クリスタルがいいとか、「材質はこれがいいですよ。」と言うくらいはイイと思います。 気持ちの問題ではありますが今その人に必要な材質、つまり足りない物を補うサプリメント的な意味合いの材質はあります。

    クリスタルの印鑑なら全体運をあげてくれるとか、ローズクォーツの印鑑なら人間関係を修正してくれるとか、印鑑ではなく材質(パワーストーン)で変わることはあるかもしれません。

    注:ラッキーカラーも同じで、本来のラッキーカラーと言うのは足りない物を補う為です。 「ホワイト」が足りない人が「ホワイト」を身に付けると、それにより弱い部分(短所)が補える(防げる)為に運が良くなって行くというのが、本来のラッキカラーの意味合いなのです。 (ラッキーカラーについては、また後日書きます。)

    あなたの運命は印鑑ひとつで決まるような、軽々しいものではないと思いませんか?

    ( ̄◇ ̄;) ハゥ~ ( ̄Θ ̄;) ムゥ~ ( ̄ω ̄;) ブヒ~
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