
おはようございます。 寒い日やそうでもない日など温度差があるので体調管理には気をつけて、今日も明るく元気に過ごせたらいいですね。 あなたが元気で笑顔でいることが周りの人を幸せにして、それがやがて自分にも返ってくるのです。
11月10日のログで乳癌について書いたところ意外なほど反響が大きかったので、その補足をもう少し書いてみたいと思います。
乳癌についてシコリを触診で発見すると言うのは、正確には早期発見ではないのです。 癌の組織がそれと判定できるようになっているのは、その部位が2~3年前には癌組織として発症および進行していたからなのです。
仮に2007年11月1日にシコリが見つかったとすると、2004年11月1日から2005年11月1日にかけて癌が発症もしくは進行が始まった場合が大部分です。 現実として早期発見と言う言葉がありますが、厳密には医師の間では早期発見とは呼んでいないことが多いです。
シコリについても自分で触って確かめるのは良いのですが、全部が全部を乳癌のシコリと思うのは早計です。
まず、乳癌のシコリと間違えやすいのは「乳腺症」と言う病気があります。 これは乳癌などの腫瘍でも炎症でもないものにつけられる診断名です。 胸の痛みを心配して診察を受けると、なんでもないのだけれど痛みやシコリがあると言う場合にいわれる病名です。 心配で診察を受けた人の多くはこれで、乳癌でもなんでもないことが多いです。
昔は性ホルモンのアンバランスが原因で、乳癌との識別(区別)が大事だと言われていた時代もありました。 しかし、最近では乳腺症の大部分が、正常乳腺の老化現象や退縮過程に過ぎないと言われるようになりました。
乳腺症の対象年齢の多くは35~50歳が中心で、50歳を超えると急激に減少してきます。 これは乳腺の変化が35歳くらいから始まるので、それと一致しています。 従って乳腺症と言われて凄く心配することでもありません。 それと言うのも乳腺症になった女性の乳癌発症率は5~6%といわれていることもあり、乳腺症と乳癌はほぼ無関係です。
唯一、乳腺症になって心配しないといけない場合は、家族に乳癌経験者がいる場合のみです。 この場合は、乳腺症にかかった後の定期健診は必要不可欠になります。
次に間違えやすいのが、「乳腺炎」です。 乳房が赤く腫れて強い痛みがあり、発熱を伴うことがある病気です。 赤ちゃんがいる人の場合は、授乳期に母乳が乳腺に溜まったままになり起こる「うっ帯性乳腺炎」と言います。 その他にも乳頭から細菌が入り込み炎症を起こす場合の、「細菌性乳腺炎」もあります。 なお、治療方法としては、マッサージや搾乳器を使う場合と抗生物質や消炎剤を使用する場合に分かれます。 まれに切開して手術になることもありますが、ほとんどは手術の必要はありません。
最近の医学の進歩は目覚しいのと、医師の技術レベルは昔とは比べものにならないほどなので、乳癌の手術でも癌組織の必要最小限の切除と言うのが可能になり、その後も形成技術で補うことができるようになりました。
センチネル(センチネルリンパ節)というのが人の身体にはあり、見張りリンパ節などと呼ばれているのですが、これは「癌細胞がリンパ流に乗って最初に到達するリンパ節」のことです。
つまり、癌のリンパ節転移はまず最初にセンチネルに起こります。 乳癌で言えば脇窩(脇の下)リンパ節のどれかがセンチネルとなります。 通常、人の身体には脇窩リンパ節は10~30個ほどあり、そのどれかに引っ掛かります。 (造影剤などを使用して、癌組織がどの辺まで転移しているのかなどを見て必要最小限の切除が可能なのは、このセンチネルのおかげでもあります。)
ただし、その担当になった医師の治療方針にもよりますが、手術を好む医師と抗がん剤などでなるべく手術を避ける医師と、なんとなく分かれる傾向があります。 手術を好む医師の場合は、癌組織や部位をほぼゼロにするまで切除して癌の再発を防ごうとします。 手術を好まない人は自然治癒力など、人間本来の可能性を引き出すような治療方針になります。
どちらが良いかと言われれば、ケースバイケースで一概にどちらとは言えません。 癌の進行の度合いや患者様の体力の兼ね合いにも寄るので、正解がこうだとは言えないのです。
ただし、手術と言うのはやり直しが利かないと言うのを頭に入れておく必要があります。 部位を取ったけれど、失敗だからもう一度なんてありえません。 手術と言うのはやり直しのできない一発勝負なので、するのなら極力その一度で終わらせるようにしないといけないのです。
それに比べて抗がん剤の場合は、AがダメならBに切り替えてみる。 BがダメならCに切り替えてと、次々にその癌に効き目があるのを試していけるので、体力のない人や手術ができない人にはこちらの方が良いかもしれません。 抗がん剤が効くかどうかは2~3日あればわかるので、そんなに時間がかかるわけではないのです。
なお、TVドラマなどで髪の毛が抜け落ちていくシーンを大げさに取る場合がありますが、抗がん剤の投与を止めると髪の毛はまた生えてくるので心配しなくても大丈夫です。 (髪の毛より、命の方が大事です。)
あなたがこの世に生きているのは何かの意味があり、その意味を確かめるまでは簡単に死ぬわけには行かないのです。 恋愛でも仕事でも、色々なことを経験したり体験したり、人生の充実感を味わってから出ないと、そう簡単に死を迎えることはできないのです。
あなたのことを、待っている人がいます。
あなたのことを、見ていたい人がいます。
あなたは誰かに頼られて、必要とされる運命がちゃんとあるのです。
あなたはきっと大丈夫、どんなことがあっても運命はあなたの味方をすると思いませんか?
☆⌒(*^∇゜)vダイジョウブ!
11月10日のログで乳癌について書いたところ意外なほど反響が大きかったので、その補足をもう少し書いてみたいと思います。
乳癌についてシコリを触診で発見すると言うのは、正確には早期発見ではないのです。 癌の組織がそれと判定できるようになっているのは、その部位が2~3年前には癌組織として発症および進行していたからなのです。
仮に2007年11月1日にシコリが見つかったとすると、2004年11月1日から2005年11月1日にかけて癌が発症もしくは進行が始まった場合が大部分です。 現実として早期発見と言う言葉がありますが、厳密には医師の間では早期発見とは呼んでいないことが多いです。
シコリについても自分で触って確かめるのは良いのですが、全部が全部を乳癌のシコリと思うのは早計です。
まず、乳癌のシコリと間違えやすいのは「乳腺症」と言う病気があります。 これは乳癌などの腫瘍でも炎症でもないものにつけられる診断名です。 胸の痛みを心配して診察を受けると、なんでもないのだけれど痛みやシコリがあると言う場合にいわれる病名です。 心配で診察を受けた人の多くはこれで、乳癌でもなんでもないことが多いです。
昔は性ホルモンのアンバランスが原因で、乳癌との識別(区別)が大事だと言われていた時代もありました。 しかし、最近では乳腺症の大部分が、正常乳腺の老化現象や退縮過程に過ぎないと言われるようになりました。
乳腺症の対象年齢の多くは35~50歳が中心で、50歳を超えると急激に減少してきます。 これは乳腺の変化が35歳くらいから始まるので、それと一致しています。 従って乳腺症と言われて凄く心配することでもありません。 それと言うのも乳腺症になった女性の乳癌発症率は5~6%といわれていることもあり、乳腺症と乳癌はほぼ無関係です。
唯一、乳腺症になって心配しないといけない場合は、家族に乳癌経験者がいる場合のみです。 この場合は、乳腺症にかかった後の定期健診は必要不可欠になります。
次に間違えやすいのが、「乳腺炎」です。 乳房が赤く腫れて強い痛みがあり、発熱を伴うことがある病気です。 赤ちゃんがいる人の場合は、授乳期に母乳が乳腺に溜まったままになり起こる「うっ帯性乳腺炎」と言います。 その他にも乳頭から細菌が入り込み炎症を起こす場合の、「細菌性乳腺炎」もあります。 なお、治療方法としては、マッサージや搾乳器を使う場合と抗生物質や消炎剤を使用する場合に分かれます。 まれに切開して手術になることもありますが、ほとんどは手術の必要はありません。
最近の医学の進歩は目覚しいのと、医師の技術レベルは昔とは比べものにならないほどなので、乳癌の手術でも癌組織の必要最小限の切除と言うのが可能になり、その後も形成技術で補うことができるようになりました。
センチネル(センチネルリンパ節)というのが人の身体にはあり、見張りリンパ節などと呼ばれているのですが、これは「癌細胞がリンパ流に乗って最初に到達するリンパ節」のことです。
つまり、癌のリンパ節転移はまず最初にセンチネルに起こります。 乳癌で言えば脇窩(脇の下)リンパ節のどれかがセンチネルとなります。 通常、人の身体には脇窩リンパ節は10~30個ほどあり、そのどれかに引っ掛かります。 (造影剤などを使用して、癌組織がどの辺まで転移しているのかなどを見て必要最小限の切除が可能なのは、このセンチネルのおかげでもあります。)
ただし、その担当になった医師の治療方針にもよりますが、手術を好む医師と抗がん剤などでなるべく手術を避ける医師と、なんとなく分かれる傾向があります。 手術を好む医師の場合は、癌組織や部位をほぼゼロにするまで切除して癌の再発を防ごうとします。 手術を好まない人は自然治癒力など、人間本来の可能性を引き出すような治療方針になります。
どちらが良いかと言われれば、ケースバイケースで一概にどちらとは言えません。 癌の進行の度合いや患者様の体力の兼ね合いにも寄るので、正解がこうだとは言えないのです。
ただし、手術と言うのはやり直しが利かないと言うのを頭に入れておく必要があります。 部位を取ったけれど、失敗だからもう一度なんてありえません。 手術と言うのはやり直しのできない一発勝負なので、するのなら極力その一度で終わらせるようにしないといけないのです。
それに比べて抗がん剤の場合は、AがダメならBに切り替えてみる。 BがダメならCに切り替えてと、次々にその癌に効き目があるのを試していけるので、体力のない人や手術ができない人にはこちらの方が良いかもしれません。 抗がん剤が効くかどうかは2~3日あればわかるので、そんなに時間がかかるわけではないのです。
なお、TVドラマなどで髪の毛が抜け落ちていくシーンを大げさに取る場合がありますが、抗がん剤の投与を止めると髪の毛はまた生えてくるので心配しなくても大丈夫です。 (髪の毛より、命の方が大事です。)
あなたがこの世に生きているのは何かの意味があり、その意味を確かめるまでは簡単に死ぬわけには行かないのです。 恋愛でも仕事でも、色々なことを経験したり体験したり、人生の充実感を味わってから出ないと、そう簡単に死を迎えることはできないのです。
あなたのことを、待っている人がいます。
あなたのことを、見ていたい人がいます。
あなたは誰かに頼られて、必要とされる運命がちゃんとあるのです。
あなたはきっと大丈夫、どんなことがあっても運命はあなたの味方をすると思いませんか?
☆⌒(*^∇゜)vダイジョウブ!
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