徒然草(岡山・東京・山崎かずみ)

    あなたを元気にしたい、それが私の願いです。

    無理。

    おはようございます。 今回の東北大震災で唯一の不安は原子炉が止まるのかどうかと言う点だけで、それ以外のことはコツコツと少しずつでも前に進めることだから、国民が力を合わせれば乗り越えられると信じています。

    この原子炉について格言と言うか昔から言われていることの一つに、「10日で止まらない時は、2年経っても止まらない」で、これは原子炉が暴走を始めた時は「初動が大切」と言う戒めです。

    最近の私は素敵なお客様の温かいお言葉などで少し落ち着いてきましたが、日本の未来を視た時に選ぶのは日本国民であり、個人個人の力の結集は大切だけれど大局観で見た時に日本が破滅に向かうなら、それもまた国民が選んだ以上は仕方がないと明鏡止水になりつつあります。

    日本の技術は何の世界でもトップレベルと言うのは、今回の大震災で部品の供給ができずに世界中の工場が生産を止めている事実からも分かります。 医学の分野でも日本のドクターが神業手術をして引っ張りダコ、ノーベル賞でも日本人の受賞が途切れることなく定期的に続いているなど、日本の技術レベルはトップクラスと言うのは世界が認めるところです。

    しかし、今回のことで日本の政治は世界から見て議論するレベルに無いと判断されましたが、大局で物事を見なければならない政治の世界へ好き嫌いを持ちこんで、アメリカの支援を断り続けて日本は袋小路となり助けの手が入らなくなっています。

    ここのところ東京工業大学と言う文字を見ることが増えましたが、ここは某政治家が卒業した大学です。 ここは一応日本の技術のトップと言う位置づけなので、TVなどで原子炉の解説をする時にはここから大学教授が出ることになります。

    しかし、TVで大学教授の解説を聞いている範囲では、「ひょっとして、素人?」と言うレベルの内容しか解説できていません。 これが本当に東工大のレベルなら、もう日本人に原発を止めることは無理です。

    私は原子炉についてド素人で知識も知恵もない単なる霊視カウンセラーなので、ブログで書いているのはホンの障り程度で大したことは書いておりません。 それでも「分かりやすい」と言うお声を頂くので、今の福島第一原発に起こっていることを表に出せる範囲で書いています。

    だからこそ歯がゆい思いなのは、「肩書きや知識だけでは緊急事態に対応できない」ことに早く気付いて頂き、適切な対応をして原子炉を止めることに全力を注ぐのが国を救うことになるのです。

    某政治家たちがアメリカ嫌いなのは個人の自由ですが、今の福島第一原発の状態ではアメリカの協力が必要不可欠で、私が早くからスリーマイルのことを引き合いに出しているのには理由があります。

    人類史上でレベル5以上の原発事故はチェルノブイリとスリーマイルですが、今回の件はスリーマイルに酷似している点が多いです。 それにチェルノブイリは原発事故を「止めたのではなく、止まった」のであり、スリーマイルは「止まったのではなく、止めた」と言う差があるのです。

    チェルノブイリは容器が大爆発を起こし放射能が拡散して、止める以前に広がって止まったと言うのが正しいです。 スリーマイルの時はなんとか封じ込めて止められたので、人類史上に置いて原子炉の封じ込めに成功したのはアメリカだけです。

    政府や東電もようやく事態の深刻さに気付いてフランスに協力要請を出しましたが、これは悪い考えではないけれど良い考えでもありません。 フランスは原子力の国だから色々な知恵はありますが、日本の原子炉はアメリカ型なので「知恵は出るけど部品が無い」のです。

    確かに汚水処理の方法や安全停止へ向けての方法は次々に出てくるでしょうが、それを実行する為には壊れた部品を調達して修理する必要があります。 ところが肝心の部品はアメリカにはすぐにあるけれど、アメリカ以外から調達するには設計から始めるので調達できるのは早くて3~6ヶ月後です。

    私は福島第一原発の毎日変わっている状況を視ているので、今は内部でどんな作業をしているかが手に取るように分かります。 今はなんとか分電盤から配電場へコロガシで電源を復旧させることができたけれど、今度は各装置が作動しない状態に陥っています。

    政府も東電も非常用の装置が動けば大丈夫だと思っていたら、肝心の装置まで壊れていたと言う大誤算が生じて、それを修理したいけれど修理できる状態ではない、それは放射線が強くて作業しづらいのと部品が無いのが主な要因で、「さて、どうしよう?」となっているのが今です。

    なお、個人的なアイディアですが「直ちに人体に影響はない」と政治家が会見で何度も繰り返し言うので、それを率先して証明する為にも「会見場を福島第一原発の近所へ設置」して、そこで政治家が防護服無しで会見すれば国民の信頼と安心を取り戻せるので、このアイディアを今すぐに採用して頂ければ嬉しいです。

    東北の方々は今も避難所生活をしていますが、日本中と言わず世界中から支援の手が伸びているので、一日も早く元の生活ができるようにと願わずにはいられないのです。

    思いやろう東北、助けあおう日本、この気持ちがあれば必ず震災から立ち直ると、私は毎日涙が出るほど信じています。

    m(__)m

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    臨界。

    おはようございます。 ここのところ原子炉について聞かれることが多く、個人的な御相談よりも日本がどうなるのかに不安を感じている方が多いけれど、素敵なお客様がいる以上は立ち直れると私は信じています。

    ただし、一つだけ日本を破滅に導く不安要素があるのですが、こんな緊急事態でも政治家たちが「俺は原子力に詳しい!」と言い張り、IAEAやアメリカの支援を断り続けていることです。 民主党政権は東工大卒とか東大工学部卒など経歴だけは凄いけれど、今頃「臨界って何?」と勉強を始めているようでは終わりです。

    原発でよく出てくる「臨界状態」とは原子炉で原子核分裂の連鎖反応が、一定の割合で継続している状態のことで、簡単に言うと臨界状態が続けば永久的に放射能から放射線が出てきます。

    燃料棒の中にはペレットと呼ばれるウランをシフォンケーキの形に焼き固めた物を、縦に350個重ねた物が一つの燃料棒で、水の中で制御棒にコントロールされていると大人しいけれど、水が無くなり制御棒が制御できなければ暴れん坊となって放射線を出し続けます。

    例えるなら、保育園児が教室に一人でいると絵本を読んだり静かですが、そこへたくさんの保育園児を入れると途端に騒ぎ始めるのと同じで、一つでは大人しいけれどたくさん集まれば騒ぎ出すのが臨界状態です。

    その臨界状態を止める方法があると3月17日のブログで書いていますが、私が止めるとしたら2つしか思いつきませんが、一つ目はIAEAや米軍ならすぐに実行している「冷却材(ホウ酸水)」の投入です。

    政府も東電もいまだにメルトダウンを認めていませんが、私は3月12日のブログにメルトダウンとはっきり書いています。 それはメルトダウンが起こり今のような大惨事になることを視ていたからで、メルトダウンも無く放射線がここまで広がるはずはありません。

    私は福島第一原発が人災だと言えるのは防げた事故だからで、11日に地震が起きたのは天災だから仕方が無いかもしれないけれど、12日に原子炉へ冷却材投入で強制的に冷やしておけば沈静化できていました。

    では、どうして冷却材投入を拒んだのかと言えば、冷却材を入れると原子炉は廃炉になり使えなくなるからです。 3月15日のブログに書いているように原子炉の再利用を考えていたから、冷却材を入れたくないとアメリカの支援を断ったのが12日の話です。

    それでも12日早朝に1号機の圧力を逃がして水を入れていたら、まだ1号機は冷温停止できていました。 ところが12日早朝に某政治家が視察へ行った為に、弁の解放を待ったことで圧力を逃がせず通常の4倍の圧力が加わり、それに耐え切れず圧力弁が壊れて圧力容器や配管に亀裂や破損が起こりました。

    そして御存じの通りに1号機のメルトダウンが起きて、2~3~4号機へ熱が伝わり次々と壊れてしまいました。 こうなると原子炉内の配管は壊れて電気も来ていないと言う状態なので、冷却材の投入なんて不可能で放射能が放射線を出し続けているのです。

    こんな状態で原子炉を止める方法で私が思い付くのは、「非常用炉心冷却装置の復活」に掛けるしかありません。 原子炉には手抜き工事をしていない限り事故防止の「非常用炉心冷却装置」があり、福島第一原発のような沸騰水型軽水炉では原子炉内部で冷却水の喪失が起こった時、緊急に動作する安全装置みたいなものです。

    この装置さえ動けば炉心に冷却水を注入して、核燃料を長期に渡って冷却し続けて燃料棒の損壊を防止することができるかもしれません。 (誰かさんが視察に行ったおかげで、この装置も壊れている可能性があります。)

    今の福島第一原発では水が無くなってメルトダウンが起きているので、いくら制御棒の一斉挿入(スクラム)による原子炉の緊急停止を行なっても、炉心の余熱と放射性物質の崩壊熱により冷温停止できません。 この非常用炉心冷却装置が作動すれば、原子炉圧力容器に水を注入できるから取り敢えずは冷却できます。

    この非常用炉心冷却装置へ電源を引っ張り生き返らせて冷却を開始する、今の私に思い付く方法はこの程度です。 炉を再利用したいが為に冷却材の投入を拒んだ会社とアメリカや自衛隊を排除する政党、こんな私利私欲の塊のせいで日本と近隣諸国は地球上からの消滅危機です。

    政府や東電の発表がどうかは知りませんが、海外の支援を断り続けて余計なことばかりしたなら、安全停止できるのは2013年3~5月頃です。 燃料棒の冷却は全ての装置が正常でも2~3ヶ月かかるので、私は放射線を浴び続けて2年も生きていられるほど体を鍛えていません。

    またまた、パフォーマンスで某政治家が視察に行くようですが、警護に人手が奪われて~説明に人手が割かれて、たった一人の為にどれだけの人手やガソリンなど労力と物資が失われているのか、KYな人を政治家に選んではいけません。 (あのチェルノブイリ原発事故ですら、10日でケリをつけたのにあの被害状況です。)

    それに全ての人が忘れている大切なこと、それは福島第二原発と女川原発は冷温停止状態ではあるけれど安全停止ではないから、この2ヶ所がメルトダウンを始めたら地球上から半分の国が消滅するので、私はこちらの方も非常に危惧しています。

    東北へ光が灯るのは遠い道のりかも知れないけれど、政治家が立て直すのではなく国民の協力があるから立ち直れると信じて、今後の東北と日本の未来は国民がコツコツと作り上げていくしかありません。 私は日本人の底力を信じているし、多くの人々の温かい思いやりも信じているから、きっと幸せを感じながら笑顔になる日が訪れると切に願っています。

    m(__)m

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    感謝。

    おはようございます。 御約束した通り今日は義捐金の結果についてで、この度は多くの方々より御賛同頂き、本当にありがとうございます。 多かった御意見は「何処へ寄付していいか分からない?」で、怪しい義捐金募集が多いのは残念です。 駅や街頭にいる募金箱も信頼性が薄いし、芸能人~政治家~TV局~更には個人も含めて善意を悪用するのは残念です。

    東北の現状を視ると物資の支援は入口までは来ているようで、後は物流が上手く行き始めれば物資に関してはなんとかなりそうですが、薬や人手なども含めて医療が追いついていないことから多くの命が奪われています。

    私も悩みましたが医療充実と被災者へお金が渡る分配金を考慮して、3月28日(月)に日本赤十字社東北関東大震災義捐金の方へ全額寄付しました。 これは素敵な皆様方のお力であり、本当にありがとうございます。 m(__)m

    本日はお礼も含めて結果報告ですが、HPのリンク集にある「デジカメの小部屋」に郵便局への払込票や全国から頂いたお手紙など、素敵な皆様が起こした奇跡の力をアップしています。 (実は高額寄付は身分証明が必要など、機会があれば義捐金談話などできれば嬉しいです。)

    今回のことは私が一人で寄付するつもりだったのですが、素敵なお客様方より呼びかけを御提案頂き、それにより義捐金の輪ができて本当に凄い奇跡の力の集合だと思いました。 この素敵な思いは東北の方々の心を癒し、本物の尊い善意が温かい心を届けることになるはずです。 m(__)m

    寄付を頂いた素敵な方々の地域とイニシャル(名字)ですが、御夫婦~御家族~社員一同~親子など複数の場合も表記上は1名となっております。 (掲載の順序は順序不同で、特に意味はありません。)

    岡山県倉敷市 H様
    岡山県倉敷市 H様
    岡山県倉敷市 T様
    岡山県倉敷市 N様(御夫妻で)
    岡山県倉敷市 T様
    岡山県倉敷市 N様
    岡山県倉敷市 I様
    岡山県倉敷市 F社様(社員一同で)
    岡山県倉敷市 H様
    岡山県倉敷市 S様
    岡山県倉敷市 I様 (御夫婦で)
    岡山県倉敷市 Y  (私)
    岡山県倉敷市 M様 (親子で)
    岡山県倉敷? 匿名 (住所無記入)
    岡山県倉敷市 M様

    岡山県岡山市 M様
    岡山県岡山市 H様
    岡山県岡山市 W様
    岡山県岡山市 K様 (御家族で)
    岡山県岡山市 T様
    岡山県岡山市 N様
    岡山県岡山市 K様

    岡山県瀬戸内市 K様
    岡山県瀬戸内市 N様
    岡山県瀬戸内市 T様
    岡山県笠岡市 K様
    岡山県笠岡市 T様
    岡山県赤磐市 K様
    岡山県総社市 K様
    岡山県総社市 N様

    岡山県加賀郡 K様
    岡山県浅口郡 I様
    岡山県和気郡 K様
    岡山県都窪郡 T様

    東京都練馬区 N様
    東京都練馬区 S様
    東京都目黒区 T様
    東京都目黒区 K様
    東京都港区 寄付の神様(男性)
    東京都中央区 S様
    東京都中央区 O様
    東京都中央区 S様
    東京都世田谷区 H様
    東京都世田谷区 I様
    東京都台東区 K様
    東京都板橋区 T様

    東京都武蔵野市 O様
    東京都調布市 S様
    東京都調布市 O様
    東京都調布市 N様
    東京都府中市 H様(御夫妻で)
    東京都府中市 M様

    愛知県名古屋市 Iさん(男性)
    愛知県名古屋市 O様
    愛知県北名古屋市 H様
    愛知県一宮市 H様
    愛知県岩倉市 N様

    広島県安芸区 T様
    広島県呉市 M様
    広島県広島市 H様
    広島県広島? T様 (御住所が無記入)
    広島県廿日市市 S様

    兵庫県西宮市 M様
    兵庫県尼崎市 S様
    兵庫県赤穂市 N様(男性)
    兵庫県伊丹市 W様
    兵庫県神戸市 A様

    北海道札幌市 U様
    北海道札幌市 S様
    北海道恵庭市 N様
    北海道旭川市 K様

    埼玉県さいたま市 Mさん(男性)
    埼玉県蕨市 F様
    埼玉県所沢市 Y様

    山口県防府市 O様
    山口県周南市 F様
    山口県岩国市 T様 (男性)

    愛媛県四国中央市 Y様
    愛媛県松山市 A様

    神奈川県藤沢市 N様
    神奈川県横浜市 T様

    香川県高松市 M様
    香川県高松市 A様

    栃木県宇都宮市 K様
    千葉県市川市 H様
    大阪府松原市 O様
    島根県太田市 K様
    福岡県北九州市 M様

    匿名 1名 (住所&氏名ともに無記入)

    そしてお寄せ頂いた義捐金の合計金額(人数)は、「414万2千円(表記上は89名)」です。 個人情報になるので詳細は差し控えますが、義捐金を頂いた方は小銭入れをお持ちだから、その小銭入れが奇跡の力の目印です。

    なお、「小銭入れ」が何らかの事情(手違いや郵便事情など)で届かなかった場合には、お手数をお掛け致しますが御連絡をお願い申し上げます。 「匿名&住所無記入」の場合は御本人様の意思を尊重して、連絡があるまで小銭入れは保管させて頂きます。

    また、大変申し訳ありませんが宛名とお返事を直筆で書いているので、26日以降に届いた方への返信は4月になるのでごめんなさい。

    このような美しい思いやりを頂いた事実を胸に秘めて、素敵なお客様のお気持ちを裏切ることの無いように、今後も東北大震災から復興する方々のお手伝いを継続していきたいと思います。

    今回の義捐金は善なる気持ちが起こした奇跡の力で、私は素敵なお客様方と縁があることに人生の意味と幸せを感じています。 これは支援の始まりであり継続して行くことも大切ですが、最初の一歩となる素敵なお客様の温かい思いやりの心が、東北の方々へきっと届くはずだと私は信じています。

    本当に、本当に、ありがとうございました。

    m(__)m

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    対策。

    おはようございます。 昨日で義捐金の受付は終了しましたが、明日のブログにて結果報告を書きますので、素敵なお客様方が起こす奇跡の力には感謝の気持ちで一杯です。 本当にありがとうございました。 m(__)m

    東北の方々が平和な生活に戻れる日は遠いけれど近づいていることを、日本にいる誰もが感じ始めて実行しつつあります。 素敵なあなたがいることが日本を立ち直らせると、私は素敵なお客様方の想いを信じています。

    原子炉が予断を許さない状態が続いておりますが、原子炉については作業に従事している方々のことを考えると、天に祈るしかないので無力な私は情けないです。 私は今の状況が12日の段階で視えていたからブログに書いていたのですが、政府は後手後手に回っているからどうしようもありません。

    私じゃなくてもすぐに気が付いた人は大勢いるはずで、東電社員は危険に気が付いてすぐに避難したとか、視察と言うパフォーマンスの為に圧力弁の開放を中止させて被害を拡大させた男など、自分のことだけ考える人が多かった人災が今の状態です。

    東北が立ち直る為の支援は当たり前の話ですが、ここまで被害を拡大させた責任も取らずに国民へ負担を強いるのは筋違いで、ここまで被害を拡大させた政治家たちが責任を取ってから復興税とか寝言を言うべきで、まずは国会議員の年収3千万円を0円にしてからの話です。

    私は視えていることを全て書くわけにはいかないけれど、今は「超危険=2&3号機、かなり危険=1&4号機、危険=5&6号機」と、原子炉の中で起きていることが分かる故に夜も寝られないし、東北の方々にこれから起きることを視ると食欲が無くなります。

    それにマスコミはいい加減で視聴率狙いの報道が多いし、解説している大学教授を見ているとガッカリです。 私は小柴先生や益川先生の論文を読んで感動して、大学教授のレベルが凄いと勘違いしていました。

    東北にとって物資が必要とか~薬や仮設住宅が必要など、それぞれの方々が一生懸命に努力している姿は本当にヒーローですが、実は目に見えないことも解決しないと復興に向かうのはかなり難しくなります。

    物資や医療など他の人が気付くことはいいのですが、これからの生活で私が危惧することは別にあります。 これは不思議に思う人もいるはずですが、避難所で生活している方々の中で家族や親戚などが他県にいるにも拘らず、移動せずに避難所生活をしている人が意外と多い理由に誰も気付いていません。

    岡山県に関わらず色々な都道府県で住宅などを開放して受け入れ態勢は整っている、それなのに100戸の募集に対して応募が5戸なんて言うのはどうしてなのか、私はすぐに理由が分かったけれど世間の人々が気付かない大きな壁があります。

    人は助け合って生きていくものですが、その輪の中から飛び出すと戻れなくなると言う現実があります。 共に苦労して生活している時には仲間ですが、そこから飛び出していくと今度は仲間外れになります。 県外に身内がいても元の土地へ住むことを考えると、自分だけ避難所から移動すると言うことに躊躇するのは当たり前です。

    信じられないかもしれないけれど避難所でもいじめはあるし仲間外れもあるので、そこをクリアしない限りは自治体が生活の場所を作っても応募が無いと言う矛盾が続きます。

    その解決法は町長とかのトップが「こうしなさい!」と命令することで、「自分は移動したくないけれど、命令だから仕方が無い。」と、表向きの理由を作るのです。 そうすれば周りの見る目も和らぎ、「あの人は命令されたから仕方が無い」となり、事態収拾後に元の土地へ戻ることができます。

    それができない時に次の手段ですが、地区ごと移動する手段があります。 つまり、避難所ごとの単位とか村ごとの単位で移動すれば、全員が同じ場所で生活したと言うことになるので、誰も仲間外れにならないのです。

    避難所生活には避難所生活ならではの掟があるので、避難所から出て家族や親戚のところへ行けばいいのにと思うのは周りが思うだけで、当の本人からすると迷惑だったり~分かっちゃいるけど動けないと言う、逆に苦しめてしまう立場を考えないといけないのです。

    だからこそ全国の自治体は一括して受け入れ態勢を整えて欲しいのですが、30戸とか100戸なんて単位では、いくら募集しても応募が少ない理由を早く理解するべきです。 それに移動してくる時に生活の場を作ると言うのは、それと同時に働く場所も作ることが絶対条件です。

    どこの自治体も本当に知恵が回らないことばかりしますが、生活の場だけ提供しても働く場所がなければ生活費をどうするのか、アルバイトでもイイからちゃんと働く場所も提供してこそ、生活の場を提供したと言えるし~安心して移住できるのです。

    避難してきて住む場所と働く場所があれば家にいて考え込むことも少なくなるし、避難してきた人を今なら温かく受け入れるはずですから、生活の場を提供すると言う意味をもっと深く考えて欲しいと思うのです。 政府が当てにならない今こそ地方自治体の出番ですが、これも当てにならないのなら国民は誰も信じられなくなります。

    最後に個人的なアイディアですが衆議院も参議院も立派な議員宿舎があるので、これを被災者の方々へ開放して国会議員の先生方が避難所で生活する、そうすれば現地の生の声がすぐに聞けるし~必要なモノもすぐに分かって調達できるし、このアイディアをすぐに採用して頂ければ嬉しいです。

    東北の方々は今も日本と言う同じ空の下で懸命に生き抜こうとしているのですが、政府が当てにならないのであれば被害の無かった地域の方々が支援することで、一筋の光明が見えて地獄に仏の心境になれると思うのです。

    私は東北の方々が1日も早くも元の生活へ戻れるよう、これからも支援を続けたいと思いますし、早く笑顔の日々になることを切に願います。

    m(__)m

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    必要。

    おはようございます。 今日も倉敷は青空ですが、青空を見ていると辛く感じてきます。 本来ならば素敵な青空と言えるはずだったのに、今の青空は日本の空ではないのかもしれません。 政府が当てにならないのを現場の努力で必死にカバーして日本を守ろうとしている、私は原発で起きていることの恐怖が消えません。

    私はブログに書けることと書けないことに苦悩しているのですが、暇な人がTVで間違った情報を垂れ流して自分は安全なところで能天気に評論している、それは本当に現場で懸命に作業している人たちに誠に失礼な話です。

    必要なことを~必要なモノを~必要な指示を、今と言う時に必要なのは何なのか、それを的確に支持できない人がトップと言うのは、今の日本にとって最大の不運なのかもしれません。 原子炉の構造を熟知していて、原子力の仕組みも理解して、原子炉の対処法を分かっている、そういう人がトップだったなら、福島第一原発はとっくに安全停止しています。

    いまさら言っても仕方が無いことではありますが、これから被害を拡大させない為に必要なモノや必要な行動を、自治体や各救助チームは迅速かつ的確にお願いしたいと思うのです。

    私は救援物資でも水やお米やカップラーメンなどは正解ではあるけれど、いずれも調理する手間と時間とエネルギーがいるし、保存と言うことを考えると全部が全部同じものでは困ると思うのです。

    保存が利いて~すぐに食べられて~老若男女に好き嫌いが少なく~すぐにエネルギー補給ができて~大量に運ぶことができる、そういう食べ物を避難所へ配れば取りあえず助かる人が増えると思うのです。

    今だけでも凌いでおかないと生き抜くことが先決で、栄養がどうのこうのと言う前に生きる命をつなぐことが先なんです。

    カップラーメンを作るには水をお湯にする為の熱がいるし、その為の水もいるので結局は手間とエネルギーが掛かります。 それにカップラーメンでは後片付けと言うゴミ処理の問題もあるし、避難所で不潔な状態になると感染症が蔓延する危険性があります。

    「じゃぁ、何を持って行けばいいの?」と聞かれたら、私が物資を持って行くなら「ポテトチップスとキャンディ」を持って行きます。 ポテトチップスは原料が芋だからたんぱく質や炭水化物があるので、取り敢えずお腹が膨れてエネルギーになります。 それに袋を開ければすぐに食べられるし、保存は利くし~好き嫌いは少ないし~食べ終わった後も袋を片づけるだけです。

    そしてキャンディの方は当然のことから甘いので脳に栄養が行くし、血糖が不足して手が震えるなどの状態を脱出できます。 避難所で生活していると甘いモノが不足してイライラや手の震えが出て、更に過酷な状態になるのです。

    ポテトチップスやキャンディなら大量に運ぶことができるし、緊急時の必要な条件を揃えていると思うのです。

    それから医療機関もとんちんかんなことをして欲しくないのですが、今の東北に必要な医療とは内科や小児科や婦人科の医師と看護師であり、外科などは余り必要ありません。 阪神大震災の時の経験を生かそうとしているのかもしれませんが、阪神と東北では必要な医療体制が全然違います。

    阪神の時には外傷が多かったと思いますが、今の東北では外傷に関しての医療は少ないはずです。

    今の東北に必要なのは今まで治療していた病気の方の治療継続が最優先で、慢性疾患に属することを治療できる体制でないと亡くなる人が増えるだけです。 今までの治療を継続して状態の悪化を防ぐことであり、それには内科や小児科や婦人科が最優先です。

    特に今妊娠している女性は凄く不安なはずですし、乳幼児も非常に危険な状態に陥る可能性が多いです。

    放射線の影響と言うのは乳幼児や妊娠15週までの妊婦さんに出やすく、妊娠して15週を超えていると母体が胎児を守るし、胎児の生命力と言うのは15週を過ぎるとかなり強くなります。

    つまり、放射線の影響については大人よりも乳幼児と妊娠15週までの妊婦さん、こちらの方が緊急であり大人のスクリーニングなんか後回しでいいのに、何が優先かを分かっていない人たちが余計なことをしている現状は非常に危惧しています。

    「生まれてくる子どもたちの未来を奪うな」と言う意味が分からない人たちが、この緊急事態に指令を出しているのは非常に残念です。 今回の大震災で2011年の年末から2012年の6月頃に起きること、その恐怖が分からない人が指令をだす立場になっているから、赤い悪魔の正体に気づけないのです。

    必要なこととは必要なモノを必要な場所へ的確に迅速に、これが本当に危機管理でサバイバルを生き抜く為のことなんです。 私は分かっているけれど何もできない、今はこうする時と言うのが手に取るように分かるけれど何もできない、この無力感は私の心を落ち着かせないから御飯が欲しくありません。

    東北の方々は今も苦しい状態ですが、今も力になりたいと思っている人は大勢います。 その人たちの力が結集して、これから復旧や復興のお手伝いが必ずできます。 耐えがたきを耐えて~凌ぎ難きを凌ぐと言うのは、簡単に言えることではありませんが光は見えてきます。

    東北の方々が平和で静かな元の生活に戻れるようお力になりたいし、日本中の人が東北の方々のことを思いやっていると、私は信じているし切に願っています。

    m(__)m

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    美徳。

    おはようございます。 今日の倉敷は青空が広がっておりますが、この空が東北の方々の頭上にも広がっているはずですし、それを見て気持ちの良い青空だと心から思える日々が必ずやってくると信じています。

    人には絆と言うモノがあるのですが、昔の私は全く理解できていませんでした。 人と人との断つことのできない繋がりは、何をどうしても離れがたい結び付きがあるのを、信じることができませんでした。

    しかし、県南へ出てきて次々と素敵なお客様にお会いできることで、私の心は癒されて行ったのだと思います。 私は一度死んだ状態だったのに、何故か生き延びることができました。 死ぬはずだったのに生きている、それは私に何かやり残したことがあったからかもしれないし、運命が私に何かをさせようとしているのかもしれません。

    今回の東北大震災では悲しいことが重なってしまい、自暴自棄になっている方がいるかもしれませんが、明けない夜は無いし~越せない冬も存在しません。 避難所で生活されている方々も精神的ストレスがあるにも関わらず、それでもお互いが手と手を取り合い生活しています。

    助けあい~譲り合いと美徳の塊でいられる、それは本当に東北の方々の素敵な慈愛の精神が齎しているのだと思います。

    私は実際に聞こえる訳ではありませんが、ドンドンと増えて行く被災者の方々の悲鳴が聞こえる感じがして、本当に心が痛くて鑑定以外では落ち込みがちです。 休憩の時には自然と涙が零れてくるのですが、あの状態を霊視して涙が出ない人は感情コントロールが凄いのか、それとも全く視えていないのかどちらかです。

    私はTV画面などを見ているだけでヒシヒシと伝わってくるけれど、アナウンサーの人たちが何ともなく平気でいるのは、ひょっとして他人事だから関係ないと思っているから、家族を探している人へ無神経なことが平気で聞けるのかと思ってしまうのです。

    私が東北大震災の画面を見ていると何が視えるのか、それはあの津波の中にいる人や瓦礫の下にいる人々が視えているから、早く何とかしなければならないと焦っているのです。 できることなら現地入りして人がいる場所を次々と霊視して救出作業の効率を上げたい、そうすれば迅速に助かる命が増えるはずだと痛恨の極みです。

    ただし、霊視じゃなくても米軍の力を借りれば救出作業が早まるのですが、極端に言うと米軍使用のサーモセンサーで地上を~そしてソナーにより海の中を、某国会議員がつまらない意地を張らなければ人命救助の方法はいくらでもあるのです。

    この期に及んで米軍への出動要請反対と言う国会議員はいないはずですが、米軍の軍用機器は地中にいる人すら発見してしまいます。 あの瓦礫の山の中でも救出を待っている人がいる、その気持ちを忘れずにあきらめずに救出しなければならないのです。

    私は別にモノが透けて見えるスーパー超能力者ではありませんが、人が物陰にいることは分かりますから、あの辺に人がいると言うことは分かります。 そうやって人がいる場所を中心に捜索できれば、かなり効率的に救助が進むのではないかと思います。

    今も生きている人はいる、亡くなってしまったかのような報道は控えて頂きたいし、暗い話ばかりではなく希望が持てる話をして欲しいのです。

    日本は阪神淡路震災を乗り越えてきたので、きっと東北大震災も乗り越えることができると思います。 豊かな日本では考えられない極限状態になりましたが、そういう時こそ日本人の助け合いの精神が出てくるのではないのか、私は日本人の美徳を信じてやまないのです。

    全員が全地区でとは言わないけれど、今も東北で略奪や暴動などは起きていないし、この人たちを見殺しにしてはいけないのです。 ない人が我慢して~ある人が我慢しない、そんな状況にしてはいけないのです。

    今日は絶対にカップラーメンを買わなければならない、そんな理由が被災地以外の地域には無いと思います。 あるところはカップラーメンでなくとも、カレーでもおにぎりでも何でも食べることができます。

    これから1ヶ月ほどカップラーメンを食べないからと言って、普通の生活ができている人たちの中で困る人も苦しむ人もいないと思います。 しかし、今の東北の被災地の方々は温かいモノを口にできることすらなく、真っ暗な中で飢えや寒さに苦しんでいるのです。

    「ない立場の人に美徳があり、ある立場の人に美徳がない」 充分にある立場の人たちが買い占めをする、それでは日本人の美徳が欠けていることになってしまいます。

    被災地の方々は暴動も略奪もせずに避難所で助け合っているのに、他県からコソ泥に行って被害に遭われた家や車から物やお金を盗るなんて、こういう男たちが多いのは本当に残念ですが、こんな男たちが彼や御主人だったら~そんなお金でデートして楽しいのかと聞きたいです。

    今回の震災でも「助かって良かった」と安堵している方々の笑顔、「また、一から出直しや」とニッコリするおじさん、そういう人たちの心意気に答えなければ生きている使命どころではありません。

    今日も避難所では寒さに凍えて~食料が無くて~薬や衣料品など全てが無くて、体力の無いお年寄りや子供から亡くなってく、そんな状況を一日も早く好転できるように私は心の底から切に願っております。

    m(__)m

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    内部。

    おはようございます。 水道水でヨウ素が検出されたとか~海水から放射性物質が検出など、福島第一原発が安全停止できない以上は起こるべく問題が次々と起こっているだけで、別に理解できない不思議なことが起こっているわけではありません。

    事故レベル6まで来た以上は天に祈るしかありませんが、福島第一原発が止まらない以上は放射能が放射線を出し続けるのは当たり前です。 低濃縮ウランが臨界状態になり放射能が放射線を出し続けている、これは冷却しない限り永久に起こり続けます。

    ここまで来たら福島第一原発から直線で60キロ以内は、ノーマル防護服を着て立ち入る~そして30キロ以内は軍用防護服を着て立ち入る、これから先は人が住めるかどうかは土地など自然の浄化力に期待するしかありません。

    福島第一原発内部で何が起きているか、私は21日の夕方に2~3号機より黒煙が上がったから「よし、電気が通った!」と安堵しましたが、どうもマスコミや大学教授は理解していない先生方が多すぎます。 (3月23日のブログ参照。)

    BMW(沸騰水)型原発は建屋の中が地上6階くらいに分けられていて、中央部分に原子炉圧力容器があり、その周りを原子炉格納容器が取り囲んでいます。 そして日本の場合は更に主隔壁と言って壁を作って保護してあり、その下の方へ圧力抑制室があります。

    分かりやすく言うと空の長方形の箱(建屋)の中央に箱一杯になる大きなドーナツ(圧力抑制室)を置いて、その輪の中へ保温ができる水筒(原子炉本体)を立てたら、福島第一原発のミニチュア完成です。

    保温ができる水筒は芯の部分と保温部分の二重構造になっていて、これが原子炉の構造そのものです。 芯が圧力容器で保温部分が格納容器になり外側が主隔壁になり、そして芯の空洞部分に鉛筆を詰め込んでおくと、それが燃料棒と言う訳です。

    今はこの中にあったはずの水が無くなって、芯の部分にある鉛筆が全部見えているから放射線が排出され続けているのです。 だからこの中へ水を満タンにして臨界を止めると言うのが絶対で、臨界状態が止まらなければ日本は終わります。

    このまま臨界状態が止まらず1~6号機が全て放射線を出し続けるとどうなるか、まずはグーグルマップを呼び出して福島第一原発を起点にして北京まで直線を引きます。 その状態で福島第一原発を起点にぐるりと円を書き、その円の中に入る地域は全て放射能汚染により半永久的に人が住めなくなります。

    だから福島第一原発が全て安全停止できなければ、地球上から日本だけではなく近隣諸国は全て消えます。 今のところは現場の方々が必死で作業しているおかげで、最悪の状態は脱しているけれど予断は許さない状況で、政治家が余計なことをしなければ助かります。

    では、どうして次々と黒煙が上がるのかと言う点ですが、理由は二つあります。 一つ目の理由は3月23日のブログに書いてあるので、そちらを参照して頂ければと思いますが追加の説明を加えます。

    原子炉の内部は全てパイプ配管をして、その中に電線を通して保護してあります。 直線部分は鉄パイプですが、曲がった部分はフレキシブルチューブ(フレチュー)と言う針金を螺旋状に巻いて上から布と樹脂で固めて自由に曲がるパイプや、CD管と言ってオール合成樹脂で出来ているパイプなどを組み合わせて配管して、その中を縦横無尽に電線が通っています。

    先ほどの説明にあるように、原子炉の設計は基本的に丸(円)です。 原子炉は内部から外部へ向けて圧力が掛かる構造の為、圧力の偏りを起こさないよう均等に圧力を掛けるには丸(円)が一番いいからです。

    ところが丸(円)を基本に設計するとパイプ配管は直線が少ない為、フレチューやCD管などを多用することとなり、電線が燃えるとケーブル保護被膜だけではなくフレチューやCD管も燃えるから、黒煙が出るのは当たり前です。

    これが原子炉から黒煙が上がる一つ目の理由ですが、もう一つの理由はバッドニュースで余りよろしくありません。 何故なら原子炉は水が無くて非常に高熱になっているので、圧力容器や格納容器の内部は煤けて真っ黒になっています。

    確かに政府が言うように圧力容器や格納容器が「破損」はしていませんが、「亀裂」が入っていることは明らかです。 それに圧力容器や格納容器は「破損」していないけれど、それに伴う配管は「破損」しています。 それにより亀裂や破損から放射性物質が漏れて黒煙になっている可能性があり、これに関しては非常にバッドニュースです。

    今の福島第一原発では分電盤まで電気が来ているから、各配電盤まで電気が流れるようにする作業が主で、使えない配線の変わりに新たなケーブルを引く作業をしていたところ、作業員の方が被爆してしまったのが昨日の話です。

    今はとにかく分電盤⇒各配電盤⇒システム稼働と電気が流れなければ、実は冷却ポンプだけ動かすと言う訳には行きません。 何故なら圧力容器が破裂しない為に圧力抑制室も作動させないといけないなど、一部分だけ動かす訳に行かないからです。

    そして電気が流れるとポンプや計器類の確認ですが、ここで壊れている個所を修理したりするのが問題となります。 何が問題かと言えば、放射線があるので作業は一人当たり15~30分しかできないので、途中まで修理すると次の人へバトンタッチするから、前の人がどこまで修理したかの確認をしながらになります。

    だから修理と言っても15~30分の全てが修理ではないから、一刻一秒を争う時なのに一進一退の状況が続くのです。 このように私は原発の中で何が行われているのか、手に取るように分かるからものすごく恐怖があります。

    今日も空を見上げると青空が見えているのに、東北の方々は心が青空じゃない日が続いています。 今は物資が届くように物流の回復と医療体制を整えること、そして仮設住宅の建設を急ぐことで、私は東北の方々が一日も早く笑顔になれるよう切に願っております。

    m(__)m

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    男気。

    おはようございます。 寝ていても心配で寝られないし~寝たとしても眠りが浅く目が覚めてしまう、そんなことが続いて自分の無力を情けなく感じています。 東北の方々は今日と言う日も今と言う時間も不安な状態でいるのに、私は普通に起きて普通にご飯を食べて普通に過ごす、そんな自分は何をしているのかと情けなく感じています。

    私は「18日には東京へ行くから大丈夫です。」と言い続けていましたが、私が東京へ行くことでお待ち頂いている素敵なお客様が安心できる、微力ではあるけれど支えになれる為には弱気なことは絶対に言えません。

    ましてや地震や原発が怖くて東京出張を取り止めるなんて卑怯者だし、東京から逃げ出して自分だけ安全な場所へ行く占い師やスピリチュアルカウンセラーなら、それは占いに関わる以前に人として間違っています。

    人間の本性と言うのは危機に陥ると出てくるのですが、外国人の方々は次々と自国へ脱出しました。 民主党政権は外国人へも選挙権を与えるべきと言いますが、こうやって次々と自国へ逃げだす姿を見れば外国人参政権が必要かどうか、そんなことは子どもでも分かる話です。

    外国人の方々は自国へ逃げ出して行けばいいけれど、日本人は何処へ逃げればいいのか~東北の方々は何処へ逃げればいいのか、日本と言う国が国民を守らないのであれば、いったい誰が国民を守るのかと言うことになります。

    18~22日の地震情報を数えてみると、強運な私が東京へ行った18日から余震は格段に減りましたし、津波も起こらず救出作業がスムーズに行われていて、原発もどうにかこうにか少しずつですが冷却の方向へ進んでいます。 単なる偶然かも知れないけれど私が東京へ行った18日より、全ての物事がスムーズに流れ始めたと思いたいです。

    こういう非常事態になれば垣間見えてくること、それは人間の素晴らしさと汚さの相反する両面です。 福島~宮城~岩手から選出された立派な国会議員の方々は、どうして一大事なのにお国入りしないのか、地元の方々を激励に行くことすらしないのは不思議です。

    それに米軍へ出動要請するのは反対だと言っていた国会議員がいるなら、今こそ福島第一原発へ行って抗議すればいいのに、いつもなら抗議へ行く人たちが今回は福島県へ入ることすらしないなんて、原発や放射能にビビって逃げているなら情けない話です。

    緊急事態宣言が出ている福島県内で活動してくださっている米軍には感謝しているし、全国各地から現地入りしている自衛隊~消防隊~警察官の方々には、本当に頭が下がる思いで感謝の念と敬意を払いたいと思います。

    それに今の福島第一原発を安全停止させようと動いている技術者の方々は、日本中の電力会社から志願した人たちと民間の東芝から700人と日立から120人の方々が、被曝しながら100人ずつ交代で懸命に作業している姿は本物の英雄です。

    これ以上「民主党政権と東京電力」が作業の邪魔をしないこと、パフォーマンスの為の視察は行かなくていいし~原子炉も廃炉でいいから、もう余計なことをして日本を破滅へ導くなと言いたいです。

    日本には男気と言う言葉があるのですが、それは弱い者が苦しんでいるのを見のがせない気性のことです。 最前線で戦っている自衛隊~消防~警察~米軍、そして全国の電力会社からの志願者~東芝&日立の社員の方々は、男気が溢れて理屈じゃなく心意気で活動しているのです。

    男気があるなら今こそ立ち上がる、男気があるならできることをやる、男気があるなら後ろへ引かない、逃げる時には「まずは子どもと女性が先」で男は最後まで逃げないのが本当です。

    非常時にこそ男の真価が問われるのですが、私が東京へ行くと「本当に来た」と驚かれましたが、私は素敵なお客様方のお顔を拝見できて感動しました。 この時期に東京入りを拒むような男にはなりたくないし、私は今後もスケジュール通りだから地震でも原発でも放射能でも約束した以上は行きます。

    こういう時こそ男が男である為の証明ができるのではないのか、こういう時に普段は偉そうなことを言っている男の真価が問われると思うのです。 私は困っている方々を見捨てて逃げる、そんな卑怯な男で長生きするよりも男気を見せて死んでいく方を選びます。

    先週のことですがN市のIさんが倉敷へ来て下さったのですが、それは相談ではなく最近の私の状態を心配してくれてのことで、本当にありがたいお心遣いにIさんが帰った後で、私は感極まって一人事務所で泣きました。 今の私を見てN市のIさんも心配してくれているし、素敵なお客様からも心配の声を頂いております。

    それは本当にありがたいお言葉の数々ですが、私は東北で震災に遭われた方々のことを考えると、「今、無理をしないで、いつ無理をするんだ。」と思うのです。 無理を続けることで無理が普通になれば無理じゃなくなるし、私は県北で一度は死んだ身だったのを運命に助けて貰った以上、今やらなければ一生後悔します。

    3月12日からブログは原発や地震のことばかりで面白くないかもしれませんが、福島第一原発の中で起こっていることをリアルに解説できるのは私だけかもしれません。 ヤラセじゃなくリアルにお伝えする、震災と原発が落ち着くまで今しばらくお付き合い願えたらと思います。

    水や食料や薬などが足りない、毛布や衣類も足りない、ティッシュ1枚さえ貴重品と言う非常事態、そんな時に必要なモノを届けることができるのは善意の気持ちと行いでしかなく、東北の方々が一日も早く無事で平和な暮らしが取り戻せるよう切に願っております。

    m(__)m

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    黒煙。

    おはようございます。 無事に東京より帰ってきましたが、私は無力だと感じざるを得ない東京出張でした。 私が行った18日より22日の間は余震が激減していましたが、私が帰った23日より余震が増えるのではないかと胸が痛いです。

    最近は報道も減ってきたのですが、それは原子炉内部について説明できないからです。 大学教授や専門家と言うのは「知識はあっても知恵がない」の典型で、実際に原子炉内部で何が起こっているのかを説明できないのです。

    ヘリで水を放射したり~消防車で水を放水したりと、現地で懸命に作業して下さっている自衛隊~消防~警察~技術者の方々に対して、「そんなことで効果があるのかどうか、懐疑的ですね~。」と、安全な場所から批判している姿には呆れてしまいます。 「じゃあ、どうする?」が答えられない先生方は、不安を招くから出てこないで欲しいです。

    それに東電も現場で起こっていることを説明できないのは元請けと言うか親会社だからで、元請けから下請けに流して~下請けから孫請けに流すなど、仕事は次々と下へ流れて実際の現場で仕事をしているのは下請けや孫請けの方々なので、現場のことが分からない東電に説明できるはずがありません。

    そのいい例が21日に福島第一原発2~3号機から黒煙が上がった時のことですが、マスコミ各社は黒煙の意味がさっぱり分かっていないし、大学教授や専門家もTVで「重油が燃えているのでは?」など、適当に濁しているのは「分からないから答えられない」のです。

    私は高卒だから大学生活や大学教授に憧れていた時期があるのですが、TVに出ている方々が本当に本物の大学教授や専門家ならばがっかりです。 (奇跡の力を発揮できない陰陽師や神様の使いなど、占い業界にも大変失望してがっかりですが…。)

    21日の夕方に2~3号機より黒煙が上がった時に、私は原子炉の冷却ができるのではないかと一筋の光が視えました。 あの黒煙は決して良いニュースではないけれど、悪いニュースと言う訳でもありません。

    あの黒煙の正体について順を追って説明すると、現在の福島第一原発は電源が来ていない為に冷却できないのですが、逆に言うと電気が来て冷却水を循環させるシステムさえ作動すれば、安全停止ができるから取り敢えずは大丈夫です。

    その電源を復旧させる為に自衛隊や技術者が命がけで送電線を引っ張ってくれたのが20日の話で、送電線と言うのは人間の腕くらいの太さの電線を三つ編みにした電線を、原子炉の入り口まで3本引っ張れば送電はできます。 そして次に分電盤で適正な電圧に変えて、それから各配電盤へ電気を送ることができれば、そこから冷却システムへ電気を送ることができます。

    そして冷却システムへ電気を送って冷却ポンプなどが動き始めると、低濃縮ウランは大人しくなって放射性物質を放出しなくなります。

    ここまでの過程の中で送電を開始して分電盤までは電気が来ていたので、そこから配電盤へ送る過程の中で電線が燃えたことから黒い煙が出たと思われます。 このような大きな電力を使うところではキャブタイヤケーブルで配電盤まで送電して、配電盤からVVFケーブルで各装置へ送るようになっています。

    これらのケーブル保護皮膜は基本的に難燃性ですが絶対に燃えないわけではなく、原材料が石油だから限界点を超えると燃えてしまうのです。 (フレキシブルチューブやCD管も、同じように燃えてしまいます。)

    答えとしては、あの黒煙が上がったのは原子炉の分電盤まで電気が来て、そこから順番に各配電盤へ電気を送っていたところ、海水が掛かっていたり線が接触していたりなどの理由でショートして、それにより火花が出て電線の保護被膜が燃えて火事になり、煙が上がっていたのが黒煙の正体です。

    私は黒煙が出たので「取りあえず電気は通った」と確信して、後は各分電盤からシステムへ電気を送り、冷却システムが作動することを祈っています。

    ただし、ここで問題が一つあるのですが先ほど申し上げたように、元請け⇒下請け⇒孫請けと仕事が流れていくので、利益を出す過程として当然のことながら「品質を落とす&手抜きをする」ようになります。

    実は海の近くに原子炉を建設する場合は、普通の電気系統や電装部品を使ってはいけないことになっています。 それは海のそばだと潮風が海水を運んでくるので、それにより錆びなどの塩害が発生します。 (本来はちゃんと、塩害対策部品があります。)

    だから下請けや孫請けは利益を出す為に価格の高い塩害対策部品ではなく、通常部品を使って利益確保をしている可能性があります。 私は復旧作業に手間取っている場合は「塩害対策部品を使っていないから、全部品の交換をしているのではないのか?」と、もしも塩害対策部品を使っていない場合を考えて、その点を非常に危惧しているのです。

    今は1分1秒を争う緊急事態なのに今から部品交換をしているようでは、ますます放射性物質の拡散があります。

    地震や津波に関しては自然災害だから手の打ちようがないかもしれないけれど、福島第一原発に関しては政府の判断遅れや危機管理の無さによる人災であり、12日にアメリカからの支援を断ったことの責任、それは民主党政権がきちんと取るべきです。 これに乗じて消費税を上げようなんて考えは、自分たちの間違いを謝罪してからの話です。

    それからマスコミ各社がもっともらしく言っている「がんばれ東北、がんばろう日本」は、被災者の方々のことを考えていないから言える言葉です。 被災地の方々は今も充分にがんばっているのに、これ以上「がんばれ」なんて気軽に言うことはできません。

    私が偉そうに言うことではありませんが、私としては「思いやろう東北、助けあおう日本」と言う方が、心に残る言葉になるかもしれないと感じるのです。

    東北の方々は今も避難所で苦しい生活を強いられていますが、人の愛が必ず元の生活へ戻れる手助けになれると信じているし、復興のお手伝いをする人は大勢出てくると思います。 東北へ支援の手が伸びて愛の輪が広がり、東北の方々が一日も早く平和な日々に戻れるよう切に願っております。

    m(__)m

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    善意。

    おはようございます。 大震災から1週間が経ちましたが、水や食料や薬など足りないモノだらけで、緊急支援はいくらあってもいいくらいです。 それに原子力発電所も予断を許さない状況なので、これからも支援の手を広げていかなければならないのです。

    私のHPはもうすぐ50万カウンターになりますが、以前のブログで書いたように50万カウンターを記念して全員へ無料プレゼントしようと準備していました。 しかし、大震災が起きたのでイベント関連のことをする気にはなれず、記念品は宙に浮いたままお蔵入りの予定でした。

    そう思っていたら12~13日にお越し頂いた素敵なお客様より義捐金の申し出、それに義捐金の呼びかけと言う御提案を頂きました。 その時は義捐金を頂いた方へお礼の気持ちで準備していた記念品を渡していたのですが、「義捐金を頂いてお渡しする」を繰り返しているうちに閃きました。

    「あっ、この記念品は義捐金を頂いた方々へお渡しすることで、義捐金をしたと言う証明になるのでは?」と、偶然ではあるけれど準備していた記念品が善意の証へ生まれ変わるかもしれないと思いました。

    実は記念品として手作りの「小銭入れ」を発注していたのですが、これは江戸の職人さんが一つ一つ丁寧に仕上げた物です。

    当初は伝統技術を守れたらと言う気持ちで、この小銭入れを手にすることで江戸小物の技術や味わいに心惹かれたら、今度はお店に足を運んで職人さんの粋を見て頂けたなら、伝統の技術が今後も生き残れるお手伝いができると思いました。

    この小銭入れに花柄が入っているのはアクセントでもありますが、東京には「東京染小紋」と言う伝統があります。 昔は当然ながら江戸小紋と言いましたが、江戸時代に諸大名が着用した裃の染めに由来する小紋のことを言います。

    これは大名家間で模様付けの豪華さを張り合うようになるほど流行り、江戸幕府から規制を加えられました。 その為、遠くから見た場合は無地に見えるように模様を細かくするようになり、その結果として非常に高度な染色技を駆使した染物となりました。

    また、昔のことですから格の違いや力関係により、各大名で使える模様が固定化して行きました。 代表的な模様として「鮫(紀州藩徳川氏)」~「行儀~角通し」、「松葉~御召し十(徳川氏)」、「万筋~菊菱(加賀藩前田氏)」、「大小あられ(薩摩藩島津氏)」、「胡麻柄(佐賀藩鍋島氏)」などです。

    そうなると庶民も小紋を真似するようになり、江戸小紋でも大名の裃柄が発祥の柄を「定め小紋」で、庶民の遊び心から発祥の柄を「いわれ小紋」と言います。 江戸小紋は型紙を使って染めるのが特徴で、この型紙は江戸で作ることが出来なかったので伊勢に注文していました。

    大名が着用していた経緯から江戸小紋の中でも「定め小紋」は格式が高く、裃の柄の大きさは6段階に分かれていて、殿様に一番近い上位の家臣が最細柄を着用して下位になるほど柄が大きくなりました。

    なお、これらにより定め小紋は礼装として着られる着物で、きちんとした公式の場で着られる着物の一つと、ここまでが江戸小物や江戸小紋の簡単な説明になります。

    50万カウンター記念に使う予定だった小銭入れが、善意の気持ちの証になると思います。 そして小銭入れを見るだけで共通の繋がりも確認できるし、小銭入れもお蔵入りせず日の目を見ることができて幸せだと思います。

    義捐金の受付方法ですが、鑑定の時か~郵便で倉敷事務所までお送り頂ければ幸いです。

    この方法を取る理由は東北地震への寄付を他と混同しない為と、対面やお電話やお手紙でキチンと御礼を申し上げたいからです。 また、被災地で必要なのは品物と言うのはある程度までの話で、行き渡り始めたら品物が重複して無駄になると思います。

    そして小銭入れは、「デジカメの小部屋」に画像をアップしています。 これは優しい心の持ち主が持つことができる、善意の気持ちが籠った小銭入れになると信じています。

    この2011年3月11日午後2時46分に起きた大震災のことを忘れず、素敵なお客様の心に生き続ける証になると信じております。 日本人は尊い気持ちを持った国民だと私は感動しているのですが、日本中に善意の気持ちを持った多くの方々がいる以上、日本人は捨てたもんじゃないと思うのです。

    このような状態で暴動や略奪などの犯罪行為が横行しないのは、日本人には善なる気持ちが内に秘められているから、「してはいけない」と言うブレーキが掛かり、「やらなければならない」と言うエンジンが掛かり、多くの善意が多くの人々の支えとなれると信じています。

    今日から私が東京へ行くことで何かが変わるんじゃないかと期待して頂いたり、福島~宮城~栃木~茨木~東京など素敵なお客様が必死の思いで待っていてくださる気持ち、その思いが無にならないよう私は自分の強運が事態を好転させると信じて東京へ行きます。

    今日も不安な気持ちでお過ごしになっている方々や、震災で家や御家族を失い避難生活を送られている方々が、一日も早く元の平和で笑顔が飛び交う生活が戻るよう切に願っております。

    m(__)m



    お知らせ:出張の為、ブログの更新はお休みしますが、このブログが勇気や元気の源になると信じて、23日(水)のお昼頃には再開できるよう努力いたします。 予約の受付は引き続きしておりますので、遠慮なくお気軽にお申し付けくださいね。 いつもご予約いただき、本当にありがとうございます。 m(__)m

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