
おはようございます。 昨日に引き続き倉敷は朝から雨模様ですが、ちょっと日本経済も雨模様になってきたのでそれについて書いてみたいと思います。
私は政治家なんて誰がなっても同じと9月16日のブログにて書きましたが、もうひとつ民主党政権では更に不況になるかもしれませんとも書きました。 仕方が無いことですが野党が与党になったことで持ち上げられて浮かれてしまい、何でも通ると言う気持ちで謙虚さと正義感が無くなるからです。
野党の時はマトモなことが言えても、与党になったら急に変わるなんて言うのは世の習わしみたいなモノです。
実は民主党政権になってから各企業の思惑が外れているのですが、政権交代から円高が進んできて、9月末現在で輸出企業は貯金を食いつぶしている状態です。 財務大臣が「円高で日本は強くなる」と容認発言をしたから海外の投資家たちが一斉に円買いに走ってしまい、急激な円高で輸出企業は息も絶え絶え状態です。
日本は内需拡大で復活できると政治家の方々が言うのは勝手ですが、日本には資源が無いから製造して輸出して稼ぐと言う技術や製造で生きていかなければ成り立たないのです。 今のままでは輸出企業全体で言うと2兆円以上の損失が出るので、今年の年末から来年の春にかけてボーナス減額や賃金低下や雇用不安に加えて、株式の含み損など見えない部分での損失が次々出てきます。
財務大臣は経済事情に疎いのかどうか「プラザ合意」のことを知らないようですが、これがバブル後の失われた10年を作ったのですが、これも政治家が国益を考えずに海外の圧力に負けて相手の要求を飲んでしまったのが敗因です。
残念ながらプラザ合意の悪影響が完全に理解できている政治家の方は、参議院定数242名+衆議院定数480名=722名の中で余りいないのが実情だと思います。
プラザ合意とは1985年9月22日にG5(先進5ヶ国蔵相中央銀行総裁会議)により発表された為替レート安定化に関する合意のことで、会場となったアメリカのニューヨークにあるプラザホテルで行われたことにより命名されました。 事前に内容は決められていて、日本は出席して外国の言うことをハイハイと聞いていただけだから、会議の所要時間は20分でした。
わかりやすく言うと1980年代にレーガン大統領は高インフレ抑制政策として厳しい金融引締めをしました。 それにより輸出減少と輸入拡大と言う貿易不均衡をもたらしましたが、結果的にインフレ脱出に成功しました。 (ただし、莫大な貿易赤字が計上され、財政赤字も累積しました。)
しかし、貿易赤字とは言ってもアメリカの対日貿易赤字が顕著だったので、 実質的に円高ドル安に誘導する内容が「プラザ合意」と呼ばれるものです。
これが発表された翌日に円レートは1ドル235円から約20円下落して、更に1年後には1ドル=150円台で取引されるようになりました。 日本では急速な円高による円高不況が懸念されたので低金利政策が継続的に採用されましたが、この低金利政策が不動産や株式への投機を加速させてバブル経済を引き起こしました。
また、円高により日本経済は海外へ向いたから米国資産の買い漁りや海外旅行のブーム、そして賃金の安い国への工場移転などが相次ぎ、今となっては技術や設備を盗られる製造業~ひいては日本経済(国民生活)にとって悪夢の始まりとなったのです。
輸出が需要創出の大きな柱である日本が為替レートを恣意的に調節することは大きなリスクを伴うのですが、簡単に言うと円高になればなるほど輸出産業は競争力を失うことに繋がります。 この簡単な仕組みすらわかっていない人が財務大臣だから、2010年4月以降の日本経済は、舵取りを間違えると恐ろしいことになります。
私はどの政党の応援もしないし政治家なんて誰がなっても同じと言う考えですが、9月16日のブログに書いたように1970~1980年代に「輸出の仕組み作り」において諸外国の圧力に負けて、なぁなぁで済ませるような政治家では日本の未来を構築できないのです。
この当時の内閣総理大臣は中曽根康弘さんで、当時の大蔵大臣は竹下登さん(DAIGOさんの祖父)で、日銀総裁は澄田智さんでした。 この3人がしたことが今の日本経済にどんな影響を与えているか、今の日本の失業率や収入低下など生活を見れば一目瞭然です。
このプラザ合意後に当時の大蔵大臣の竹下登さんは「円は1ドル=190円でもかまわない」と発言したことで一気に円高が進んだことなどからも、財務大臣の発言がどれだけ大きな影響力があるか政治家ならば知っておかなければならないのです。
このプラザ合意が無ければ日本の生活は大きく様変わりしていたでしょうし、赤字国債の発行どころか福利厚生も豊かな素晴らしい日本だったかもしれません。
財務~金融~法務など浮かれ気分な各大臣の口にチャックをしてサッサと経済の建て直しをしないと、働かなくても給料の出る裕福な政治家の方々と違い世間一般の我々は真面目に毎日働かないと生活できないのです。 財務大臣もようやく事態の重さに気付いて発言を控えていますが、軽はずみな発言で受けたここ1ヶ月の損失をどうするのかと聞きたいです。
今後の日本がすることは、海外にきちんとモノが言えて~経済の仕組みがちゃんと分かっていて~次々とアイディアが出せる、そういう人が政治家や官僚になって国の舵取りをしなければならないのです。
あなたは日本の未来について、どれだけ危機感がありますか?
★⌒(@^-゜@)v ヨロシクネ♪
私は政治家なんて誰がなっても同じと9月16日のブログにて書きましたが、もうひとつ民主党政権では更に不況になるかもしれませんとも書きました。 仕方が無いことですが野党が与党になったことで持ち上げられて浮かれてしまい、何でも通ると言う気持ちで謙虚さと正義感が無くなるからです。
野党の時はマトモなことが言えても、与党になったら急に変わるなんて言うのは世の習わしみたいなモノです。
実は民主党政権になってから各企業の思惑が外れているのですが、政権交代から円高が進んできて、9月末現在で輸出企業は貯金を食いつぶしている状態です。 財務大臣が「円高で日本は強くなる」と容認発言をしたから海外の投資家たちが一斉に円買いに走ってしまい、急激な円高で輸出企業は息も絶え絶え状態です。
日本は内需拡大で復活できると政治家の方々が言うのは勝手ですが、日本には資源が無いから製造して輸出して稼ぐと言う技術や製造で生きていかなければ成り立たないのです。 今のままでは輸出企業全体で言うと2兆円以上の損失が出るので、今年の年末から来年の春にかけてボーナス減額や賃金低下や雇用不安に加えて、株式の含み損など見えない部分での損失が次々出てきます。
財務大臣は経済事情に疎いのかどうか「プラザ合意」のことを知らないようですが、これがバブル後の失われた10年を作ったのですが、これも政治家が国益を考えずに海外の圧力に負けて相手の要求を飲んでしまったのが敗因です。
残念ながらプラザ合意の悪影響が完全に理解できている政治家の方は、参議院定数242名+衆議院定数480名=722名の中で余りいないのが実情だと思います。
プラザ合意とは1985年9月22日にG5(先進5ヶ国蔵相中央銀行総裁会議)により発表された為替レート安定化に関する合意のことで、会場となったアメリカのニューヨークにあるプラザホテルで行われたことにより命名されました。 事前に内容は決められていて、日本は出席して外国の言うことをハイハイと聞いていただけだから、会議の所要時間は20分でした。
わかりやすく言うと1980年代にレーガン大統領は高インフレ抑制政策として厳しい金融引締めをしました。 それにより輸出減少と輸入拡大と言う貿易不均衡をもたらしましたが、結果的にインフレ脱出に成功しました。 (ただし、莫大な貿易赤字が計上され、財政赤字も累積しました。)
しかし、貿易赤字とは言ってもアメリカの対日貿易赤字が顕著だったので、 実質的に円高ドル安に誘導する内容が「プラザ合意」と呼ばれるものです。
これが発表された翌日に円レートは1ドル235円から約20円下落して、更に1年後には1ドル=150円台で取引されるようになりました。 日本では急速な円高による円高不況が懸念されたので低金利政策が継続的に採用されましたが、この低金利政策が不動産や株式への投機を加速させてバブル経済を引き起こしました。
また、円高により日本経済は海外へ向いたから米国資産の買い漁りや海外旅行のブーム、そして賃金の安い国への工場移転などが相次ぎ、今となっては技術や設備を盗られる製造業~ひいては日本経済(国民生活)にとって悪夢の始まりとなったのです。
輸出が需要創出の大きな柱である日本が為替レートを恣意的に調節することは大きなリスクを伴うのですが、簡単に言うと円高になればなるほど輸出産業は競争力を失うことに繋がります。 この簡単な仕組みすらわかっていない人が財務大臣だから、2010年4月以降の日本経済は、舵取りを間違えると恐ろしいことになります。
私はどの政党の応援もしないし政治家なんて誰がなっても同じと言う考えですが、9月16日のブログに書いたように1970~1980年代に「輸出の仕組み作り」において諸外国の圧力に負けて、なぁなぁで済ませるような政治家では日本の未来を構築できないのです。
この当時の内閣総理大臣は中曽根康弘さんで、当時の大蔵大臣は竹下登さん(DAIGOさんの祖父)で、日銀総裁は澄田智さんでした。 この3人がしたことが今の日本経済にどんな影響を与えているか、今の日本の失業率や収入低下など生活を見れば一目瞭然です。
このプラザ合意後に当時の大蔵大臣の竹下登さんは「円は1ドル=190円でもかまわない」と発言したことで一気に円高が進んだことなどからも、財務大臣の発言がどれだけ大きな影響力があるか政治家ならば知っておかなければならないのです。
このプラザ合意が無ければ日本の生活は大きく様変わりしていたでしょうし、赤字国債の発行どころか福利厚生も豊かな素晴らしい日本だったかもしれません。
財務~金融~法務など浮かれ気分な各大臣の口にチャックをしてサッサと経済の建て直しをしないと、働かなくても給料の出る裕福な政治家の方々と違い世間一般の我々は真面目に毎日働かないと生活できないのです。 財務大臣もようやく事態の重さに気付いて発言を控えていますが、軽はずみな発言で受けたここ1ヶ月の損失をどうするのかと聞きたいです。
今後の日本がすることは、海外にきちんとモノが言えて~経済の仕組みがちゃんと分かっていて~次々とアイディアが出せる、そういう人が政治家や官僚になって国の舵取りをしなければならないのです。
あなたは日本の未来について、どれだけ危機感がありますか?
★⌒(@^-゜@)v ヨロシクネ♪

