
おはようございます。 お越しくださる素敵なお客様が笑顔でお帰りになる時は、私もウキウキしてきて「よかった」と思えてくるのです。 お客様の御愛顧のおかげで、マザーテレサの施設運営や盲導犬の育成、アフリカの子供たちがキレイな水を飲める状況のお手伝いができているので、とても感謝いたしております。
全てのお客様にお礼と感謝の気持ちを込めて、本当にありがとうございます。 m(__)m
私が時々アフリカの子供達のことを書いているのですが、日本でアフリカに関する会議が開かれています。 アフリカ地域の包括的な支援策を話し合う第四回アフリカ開発会議で、「TICAD」とも言われる会議が5月の28日より横浜市で開幕しています。 アフリカの各国首脳やトップクラスの人達が来て、今後のアフリカのおける開発や援助が話し合われているのです。
TICADは1993年に第1回会合が開かれたのですが、もともとの狙いと言うのは冷戦終結による力関係の変化によって欧州諸国の援助疲れが見られるので、日本がアフリカへの援助外交で存在感を示すべく動いたと言うのが基本です。
長い植民地支配によってできた負の遺産を数多く抱えるアフリカ諸国は、21世紀になる今もなお貧困や紛争~食糧難~感染症などの深刻な問題があります。 それと同時に2004年にアフリカ連合(AU)が創設されたり、国際政治におけるアフリカ諸国の存在感は日増しに大きくなっています。 単なる援助の対象としてではなく、各国の国益重視の観点からもアフリカ諸国との関係強化を進める動きが、年々国際社会で強まっているのが現状です。
これからのアフリカと言うのはレアメタル(希少金属)や労働力など、物質的&人的にも資源の宝庫なのです。 しかし、この資源の宝庫を先進国が食い物にしているようでは、アフリカの人達が苦しい思いをしているのを見殺しにするのと同じです。 モノには適正価格と言うのがあり、無茶苦茶に高いとか~無茶苦茶に安いとか、常識外れの価格と言うのはどこかに歪を生んでしまうのです。
例えば、今回のアフリカ会議で飲み物として某メーカー製のコーヒーが振舞われたのですが、これはある意味が隠されているのです。 私個人の感想として、今回のアフリカ会議を担当した外務省の人は「ナカナカやるね~!」と思いますが、先進国に対する人道的な戒めが込められているのです。 (これが、粋な計らいと言うのかも?)
コーヒーと言えば誰でも飲んでいると思うかもしれないし、「コーヒーくらいでなんで?」と思うかもしれません。 日本の喫茶店やカフェでコーヒーを飲めば約300円くらいですし、缶コーヒーやスタバやマックだともっと安いと思います。
しかし、アフリカの人たちが一生懸命働いても、自分達が作ったコーヒー豆でコーヒーを飲める日は来ないのです。 何故なら、朝から晩まで過酷な労働をして手に入れる1日の日当(賃金)は約50円だからです。 もしも、この人達が喫茶店でコーヒーを飲もうと思えば飲まず食わずで6日間働いて、それでやっと一杯のコーヒーが飲めるのです。
コーヒーがブラジルと言うのは昔の話で、今後はアフリカの人達が栽培したコーヒー豆の方が多くなるのです。 (現在でも市場で取引されてることにより、ブラジルから仕入れたように見えるだけです。)
これはひとえに先進国の人達が安く仕入れて高く売ると言う、商売の基本ではあるけれど「やりすぎの手法」があるからです。 例えるなら、10円で仕入れたものを1万円で売っておきながら「儲からない」と言って、更に安く仕入れようと途上国の人に「安くしろ」と言っているのが現状です。 つまり、「○○や□□は、アフリカの人達から搾取ばかりするな!」と言う抗議が含まれているので、今回のアフリカ会議を担当した人は世界の実情がよくわかっている人だと思います。
また、先進国の中にも自浄作用と言うか、ボランティア精神のある人がいるので、これを改善しようという動きがあります。 それは「フェアトレード」と言うのですが、これが国際社会で確立されれば「一部の人のみが利益を得る」と言うのが是正されて、アフリカの人達が医療や教育を受けることが出来るようになるのです。
「フェアトレード」とは公正取引を意味するのですが、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指すことを言います。 (別名、オルタナティブ・トレードとも言います。)
実際問題として、仲買人や国際的な流通業者が不当な利益を得て、その為に途上国の生産者や労働者が搾取されている現状は、今のアフリカの生活状況を更に貧困にしています。 貿易と言う面で見ると「途上国の商品を先進国に輸出する」時には最高で400%以上の関税が掛かる国や分野があるので、途上国がこの関税障壁に費やす費用は年間1000億米ドル以上になるのです。 (これをアフリカに支払えと言うのは、一生貧乏でいろと言うのに等しいのです。)
その上に商品価格の激しい価格変動により、途上国の生産者は生産の為にかかった経費~労働力~環境負荷~再生産コストを取り返すことが不可能なくらい、低価格で買い叩かれると言うことが繰り返されているのです。 途上国の人は足元を見られても売らざるを得ないので、赤字~赤字で借金が膨れ上がるか、生産者に生活に必要な賃金が払われないか、そのどちらかで貧困から抜け出せないのです。
今は地球温暖化や水&食料不足など様々な問題が山積みですが、それを引き起こしているのは先進国なのに~ツケを払うのは発展途上国と言うのは矛盾しているのです。
私は日本に生まれたと言うのはひとつのチャンスだと考えていますが、もしもアフリカに生まれていたら小学校に行くことすらなく、奴隷として一生を終えていたかもしれないのです。 それを思うと、私は今までの人生がひょっとして「とても恵まれていた」のかもしれないと、最近は考え直しているのです。 (少しだけですが…。)
あなたは途上国の現状に対して、どういう考えがありますか?
( ̄~ ̄;)ウーン・・・
全てのお客様にお礼と感謝の気持ちを込めて、本当にありがとうございます。 m(__)m
私が時々アフリカの子供達のことを書いているのですが、日本でアフリカに関する会議が開かれています。 アフリカ地域の包括的な支援策を話し合う第四回アフリカ開発会議で、「TICAD」とも言われる会議が5月の28日より横浜市で開幕しています。 アフリカの各国首脳やトップクラスの人達が来て、今後のアフリカのおける開発や援助が話し合われているのです。
TICADは1993年に第1回会合が開かれたのですが、もともとの狙いと言うのは冷戦終結による力関係の変化によって欧州諸国の援助疲れが見られるので、日本がアフリカへの援助外交で存在感を示すべく動いたと言うのが基本です。
長い植民地支配によってできた負の遺産を数多く抱えるアフリカ諸国は、21世紀になる今もなお貧困や紛争~食糧難~感染症などの深刻な問題があります。 それと同時に2004年にアフリカ連合(AU)が創設されたり、国際政治におけるアフリカ諸国の存在感は日増しに大きくなっています。 単なる援助の対象としてではなく、各国の国益重視の観点からもアフリカ諸国との関係強化を進める動きが、年々国際社会で強まっているのが現状です。
これからのアフリカと言うのはレアメタル(希少金属)や労働力など、物質的&人的にも資源の宝庫なのです。 しかし、この資源の宝庫を先進国が食い物にしているようでは、アフリカの人達が苦しい思いをしているのを見殺しにするのと同じです。 モノには適正価格と言うのがあり、無茶苦茶に高いとか~無茶苦茶に安いとか、常識外れの価格と言うのはどこかに歪を生んでしまうのです。
例えば、今回のアフリカ会議で飲み物として某メーカー製のコーヒーが振舞われたのですが、これはある意味が隠されているのです。 私個人の感想として、今回のアフリカ会議を担当した外務省の人は「ナカナカやるね~!」と思いますが、先進国に対する人道的な戒めが込められているのです。 (これが、粋な計らいと言うのかも?)
コーヒーと言えば誰でも飲んでいると思うかもしれないし、「コーヒーくらいでなんで?」と思うかもしれません。 日本の喫茶店やカフェでコーヒーを飲めば約300円くらいですし、缶コーヒーやスタバやマックだともっと安いと思います。
しかし、アフリカの人たちが一生懸命働いても、自分達が作ったコーヒー豆でコーヒーを飲める日は来ないのです。 何故なら、朝から晩まで過酷な労働をして手に入れる1日の日当(賃金)は約50円だからです。 もしも、この人達が喫茶店でコーヒーを飲もうと思えば飲まず食わずで6日間働いて、それでやっと一杯のコーヒーが飲めるのです。
コーヒーがブラジルと言うのは昔の話で、今後はアフリカの人達が栽培したコーヒー豆の方が多くなるのです。 (現在でも市場で取引されてることにより、ブラジルから仕入れたように見えるだけです。)
これはひとえに先進国の人達が安く仕入れて高く売ると言う、商売の基本ではあるけれど「やりすぎの手法」があるからです。 例えるなら、10円で仕入れたものを1万円で売っておきながら「儲からない」と言って、更に安く仕入れようと途上国の人に「安くしろ」と言っているのが現状です。 つまり、「○○や□□は、アフリカの人達から搾取ばかりするな!」と言う抗議が含まれているので、今回のアフリカ会議を担当した人は世界の実情がよくわかっている人だと思います。
また、先進国の中にも自浄作用と言うか、ボランティア精神のある人がいるので、これを改善しようという動きがあります。 それは「フェアトレード」と言うのですが、これが国際社会で確立されれば「一部の人のみが利益を得る」と言うのが是正されて、アフリカの人達が医療や教育を受けることが出来るようになるのです。
「フェアトレード」とは公正取引を意味するのですが、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指すことを言います。 (別名、オルタナティブ・トレードとも言います。)
実際問題として、仲買人や国際的な流通業者が不当な利益を得て、その為に途上国の生産者や労働者が搾取されている現状は、今のアフリカの生活状況を更に貧困にしています。 貿易と言う面で見ると「途上国の商品を先進国に輸出する」時には最高で400%以上の関税が掛かる国や分野があるので、途上国がこの関税障壁に費やす費用は年間1000億米ドル以上になるのです。 (これをアフリカに支払えと言うのは、一生貧乏でいろと言うのに等しいのです。)
その上に商品価格の激しい価格変動により、途上国の生産者は生産の為にかかった経費~労働力~環境負荷~再生産コストを取り返すことが不可能なくらい、低価格で買い叩かれると言うことが繰り返されているのです。 途上国の人は足元を見られても売らざるを得ないので、赤字~赤字で借金が膨れ上がるか、生産者に生活に必要な賃金が払われないか、そのどちらかで貧困から抜け出せないのです。
今は地球温暖化や水&食料不足など様々な問題が山積みですが、それを引き起こしているのは先進国なのに~ツケを払うのは発展途上国と言うのは矛盾しているのです。
私は日本に生まれたと言うのはひとつのチャンスだと考えていますが、もしもアフリカに生まれていたら小学校に行くことすらなく、奴隷として一生を終えていたかもしれないのです。 それを思うと、私は今までの人生がひょっとして「とても恵まれていた」のかもしれないと、最近は考え直しているのです。 (少しだけですが…。)
あなたは途上国の現状に対して、どういう考えがありますか?
( ̄~ ̄;)ウーン・・・

